2024.12.23
歯医者でのホワイトニングはいくら必要?値段の相場やホワイトニング以外の方法も紹介
ホワイトニングを検討しているものの、いまいち相場がわからず治療に踏み出せない、という方も多いのではないでしょうか。
歯の黄ばみは普通の歯磨きでは落とせません。本格的に歯を白くするにはホワイトニングの治療が必要です。
本記事では、一般的な3つのホワイトニング治療の相場と、それ以外に歯を白くする治療の費用相場について紹介しています。
ホワイトニングを考えている方は、ぜひ記事内容をご確認ください。
ホワイトニングの値段の相場
ホワイトニングの治療にはいくらかかるのでしょうか。おおよその相場を一覧表にまとめました。
ホワイトニングの種類 | 費用相場 |
オフィスホワイトニング | 10,000円~70,000円程度 |
ホームホワイトニング | 25,000円~50,000円程度 |
デュアルホワイトニング | 50,000円~80,000円程度 |
セルフホワイトニング | 数百円~5,000円程度 |
それぞれのホワイトニング治療について、詳細を説明します。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、歯科医院で歯のチェックから事前のクリーニング、ホワイトニングまで一通り行うホワイトニングのことを言います。
歯科医院にて専用の薬剤と機器を使って施術を行うため、結果が出やすい特徴があります。施術内容次第では、元々の歯よりもさらに白くすることも可能です。
オフィスホワイトニングのおおよその相場は1回あたり10,000円〜70,000円程度です。料金は使用する機材や薬剤によってことなり、施術時間はおおよそ30分から1時間程度です。
一度施術すると3ヶ月から半年程度は持続します。白さを継続させるためには定期的な施術が必要です。
1回の施術でもある程度の白さを出せるため、急ぎでホワイトニングの効果を出したい人にもおすすめできます。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯科医院で作成してもらったマウスピースに薬剤をぬって装着するホワイトニングです。
マウスピースの装着時間は約1時間から2時間程度なので、日中に仕事や学校があってもホワイトニングの時間は確保できます、
ホームホワイトニングに必要な費用は、マウスピースの作成費用が15,000円〜40,000円程度、薬剤が7日分で5,000円程度です。効果が実感できるまでに2週間かかったと考えると、料金は総額で25,000円〜50,000円程度になります。
ホームホワイトニングの効果が持続する時間はおおよそ半年から1年程度です。オフィスホワイトニングと同様に比較的長い期間、白さを維持できます。
表面だけでなく内部の象牙質から黄ばみをとっていくため、長期間白さを維持したい人におすすめの方法です。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせたハイブリッドなホワイトニングの方法です。
最初に歯科医院で薬剤を使ったホワイトニングをした後に、マウスピースを装着してさらに歯の白さに磨きをかけます。
2種類の方法を組み合わせるためより高い効果を実感できますが、費用相場は50,000円〜80,000円とやや高めです
デュアルホワイトニングの効果は他の方法よりも長く、おおよそ1年〜2年程度です。費用はそれなりにかかりますが、ホワイトニングに確かな手応えを求めている人にはおすすめできます。
セルフホワイトニング
セルフホワイトニングは、自分でホワイトニングをする方法です。歯科医院でのホワイトニングではありません。
歯磨き粉や歯の消しゴム、歯のマニキュア、マウスウオッシュを使ってケアします。
その他には、サロンでホワイトニング溶液とLEDライトを使ってホワイトニングを行う方法もあります。
いずれも簡易的なホワイトニングで、歯科医院で行う本格的なホワイトニングに効果はおよびません。
自分にぴったりのホワイトニングを見つける3つのポイント
数あるホワイトニングの方法から、自分にぴったりのホワイトニング治療の探し方を3つ紹介します。
- 効果が出るまでの時間と予算で選ぶ
- 歯の色や状態とホワイトニングの効果で選ぶ
- しみや痛みが少ない方法を選ぶ
効果が出るまでの時間と予算で選ぶ
期間と予算を軸に自分にぴったりのホワイトニングを選ぶ方法です。強い薬剤を使うオフィスホワイトニングは即効性はありますが、ホームホワイトニングは白さが出るまでにある程度の時間がかかります。
結婚式など人前に出るために取り急ぎホワイトニングをしたい、という人はオフィスホワイトニングがおすすめです。効果よりも予算を考えたい場合はホームホワイトニングやセルフホワイトニングの方が満足できる可能性が高いです。
歯の色や状態とホワイトニングの効果で選ぶ
歯の色や状態を考慮しつつホワイトニング方法です。歯の黄ばみがひどい場合や抗生物質が原因で黄ばんでいる場合は、ある程度の時間をかけないと歯が白くなりません。
根本的な原因を取り除いて歯を白くしたい場合は、長い時間をかけて白くするホームホワイトニングが向いています。
ホームホワイトニングよりも高い効果を望む場合は、デュアルホワイトニングを検討しましょう。
歯の矯正治療中、もしくは歯並びに問題がある方はマウスピースの着用が難しいため、オフィスホワイトニングを中心に検討が必要です。
なお、歯の神経を抜いたことが原因で歯が黒くなってしまった場合は、通常のホワイトニングだけでは事足りません。インターナルブリーチという、歯の中に薬剤を入れる方法が必要です。
しみや痛みが少ない方法を選ぶ
オフィスホワイトニングは強い薬剤を使用するため、施術中に痛みを伴うことがあります。ホームホワイトニングも同様に、歯の状態次第ではマウスピースに塗った薬剤が染みることも考えられます。
どうしても痛みが気になるという人は、セルフホワイトニングを検討しましょう。セルフホワイトニングは効果が緩やかな分だけほとんど痛みがありません。
ホワイトニング以外の方法と費用相場
ホワイトニング以外に歯を白く見せる4つの方法と費用相場を一覧表にまとめました。
治療方法 | 費用相場 |
歯のマニキュア | 2,000円〜5,000円 |
ラミネートベニア | 5万円〜15万円 |
セラミック | 8万円〜20万円 |
歯茎のホワイトニング | 3,000円〜4,000円 |
それぞれの治療方法について、詳細を説明します。
歯のマニキュア
歯のマニキュアは、歯をコーティングしつつ光を当てることで歯を白くする方法です。歯を削ることなく即効性が得られ、歯の色を自由に選択できるため根強い人気があります。
歯のマニキュアをしている間はホワイトニングはできません。マニキュアを剥がす時は歯科医院で施術する必要があります。
ラミネートベニア
ラミネートベニアは歯の表面のエナメル質を削って、上から薄いセラミックの板を貼り付ける治療方法です。定期的な検査やスクリーニングを織り交ぜながら長く白い歯を維持します。
ネイルチップのように歯の表面に被せるため、剥がれることがなければ長い間白さを維持することができます。
セラミック
セラミックは元の天然歯を削って、その上にセラミッククラウンを被せる治療方法です。歯の色だけでなく大きさや傾きまで総合的に調整できます。
セラミッククラウンにもホワイトニングの処置を行います。1回でキレイになるわけではありませんので、できるだけ早めに効果を得たい場合はオフィスホワイトニングを活用しましょう。
歯茎のホワイトニング
歯のホワイトニングではありませんが、歯茎のホワイトニングにて全体的にキレイに見せる方法もあります。歯茎を白くするというよりは、健康的なピンク色に戻すという治療です。
歯茎の黒ずみは案外目立つものです。白い歯と合わせて、全開の笑顔になれる歯茎を目指すなら歯茎のホワイトニングを検討した方が良いでしょう。
ホワイトニングの効果を長持ちさせるには
ホワイトニングの効果を長持ちさせるために心がけておきたいポイントを3つ紹介します。
- 食べ物と飲み物に気を付ける
- こまめなセルフケア
- 喫煙をしない
食べ物と飲み物に気を付ける
カレーやコーヒー、紅茶など歯に着色汚れがつきやすい食べ物や飲み物はできるだけ控えましょう。
着色しやすい食べ物を食べる時は、歯の表面に膜を作ってくれる牛乳を飲んでおくと、着色がいくらかましになります。
色味が強い食べ物を食べた後はすぐに歯磨きすることも忘れないようにしましょう。すぐに歯磨きできる環境にない場合は、口の中をゆすぐだけでも効果があります。
こまめなセルフケア
食べかすなどが歯の表面に残ったままだと着色汚れになってしまいます。食べたらすぐに歯を磨くことを習慣にして、常に歯をキレイな状態に保っておきましょう。
歯磨き粉はフッ素が十分に使われている、フッ素高配合のものがおすすめです。歯の表面がコーティングされるため、ステインの付着を予防することができます。
喫煙をしない
タバコに含まれているニコチンやタールは歯の着色汚れの原因になります。ホワイトニングの効果を長持ちさせたい場合は、喫煙習慣をやめた方が良いです。
喫煙は歯周病のリスクも高めます。歯周病が進んでしまうと講習や歯茎の炎症まで引き起こしてしまうため厄介です。
講習や歯茎の炎症の他に、歯が抜けて落ちてしまう原因にもなります。
まとめ
歯科医院で行うホワイトニングの方法は、オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3つです。施術方法や得られる効果が異なるため、費用相場も大きく違います。
ホワイトニングの目的や効果と費用のバランスを考えつつ、自分にぴったりの治療方法を見つけましょう。
なお、3つのホワイトニング治療の他にも歯を白くする方法はあります。費用が安価なものから高価なものまで一通り揃っていますので、できるだけ幅広い選択肢の中から選んできてはいかがでしょうか。