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2026.07.16

歯茎の口内炎は放置して大丈夫?危険な症状の見分け方と歯科を受診すべきケース

歯茎にできた口内炎の多くは、1〜2週間程度で自然に治ることが一般的です。特に、ストレスや睡眠不足、栄養不足、誤って歯茎を傷つけたことなどが原因でできる「アフタ性口内炎」は、十分な休養やお口を清潔に保つことで改善するケースがほとんどです。
しかし、歯茎にできる白いできものや腫れは、すべてが口内炎とは限りません。
例えば、歯の根に膿がたまってできるフィステル(サイナストラクト)や、歯肉がん、白板症など、自然には治らず治療が必要な病気が原因になっていることもあります。
次のような症状がある場合は、「そのうち治るだろう」と様子を見るのではなく、早めに歯科医院を受診しましょう。

  • 2週間以上たっても治らない
  • 同じ場所に何度も繰り返しできる
  • 白いできものから膿が出る
  • 大きくなってきた、出血しやすい
  • 強い痛みや腫れ、発熱を伴う

歯茎のできものは、見た目だけで口内炎かどうかを判断することは難しい場合があります。自己判断で放置せず、気になる症状が続く場合は歯科医院で原因を確認することが大切です。

 

歯茎の口内炎と思っていても実は違う病気のことがあります

歯茎にできた白いできものや腫れは、見た目だけでは口内炎と区別がつかないことがあります。実際には、口内炎ではなく治療が必要な病気が隠れているケースもあるため注意が必要です。
特に、「2週間以上治らない」「同じ場所に繰り返しできる」「膿が出る」といった症状がある場合は、自己判断せず歯科医院を受診しましょう。

フィステル(サイナストラクト)

歯茎にニキビのような白いできものができている場合は、フィステル(サイナストラクト)の可能性があります。
フィステルは、歯の根の先にたまった膿が外へ排出されるための出口です。虫歯や根管治療後の感染などが原因で起こることが多く、自然に治ることはありません。
多くの場合、痛みはあまりありませんが、押すと膿が出たり、一度治まっても同じ場所を何度も繰り返したりするのが特徴です。放置すると感染が広がり、歯を残せなくなることもあるため、早めの治療が必要です。

根管治療についてはこちら

歯肉がん

歯肉がんは、歯茎にできる口腔がんの一種です。
初期には小さな腫れや潰瘍として現れるため、口内炎と間違われることがあります。しかし、時間が経っても治らず、徐々に大きくなったり、出血しやすくなったりする場合は注意が必要です。
特に、2週間以上治らない潰瘍やしこりがある場合は、早めに歯科医院や口腔外科を受診しましょう。

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歯肉がんとは

白板症(はくばんしょう)

白板症は、口の中の粘膜が白く変化する病気です。
口内炎と違い、白い部分をこすっても剥がれないことが特徴です。痛みがないことも多く、気付かず放置されることがありますが、一部は口腔がんへ移行する可能性がある「前がん病変」と考えられています。

エプーリス

エプーリスは、歯茎にできる良性のできものです。
炎症や慢性的な刺激などが原因で発生し、歯茎がキノコ状に盛り上がることがあります。多くは良性ですが、大きくなると歯磨きや食事の際に出血したり、違和感が生じたりすることがあります。

 

歯茎のできものの見分け方【比較表】

歯茎のできものは見た目が似ていても、原因や必要な治療は異なります。代表的な病気の特徴を比較してみましょう。

病名 見た目 痛み 自然に治る? 特徴 受診の目安
アフタ性口内炎 白い円形・楕円形の潰瘍(少しへこんでいる) 強い痛みがある ○(1〜2週間程度) 食事や歯磨きでしみる 2週間以上治らない場合
フィステル(サイナストラクト) ニキビのような白いできもの 痛みは少ないことが多い × 押すと膿が出ることがある・繰り返しできる できるだけ早めに歯科受診
歯肉がん 潰瘍・しこり・腫れ 初期は痛みが少ないこともある × 徐々に大きくなる・出血しやすい 2週間以上治らない場合は早急に受診
白板症 白い板状の病変 ほとんどない × 白い部分がこすっても剥がれない 歯科・口腔外科で診察を受ける
エプーリス ピンク色〜赤色のできもの ほとんどない × キノコ状に盛り上がることがある 大きくなる・出血する場合は受診

 

歯茎に口内炎のようなものを見つけたらどうする?

まずはお口の中を清潔に保つ

口内炎であっても、細菌が増えると治りが遅くなることがあります。まずは普段どおり口腔内を清潔に保つことを心がけましょう。

  • 普段どおり歯磨きを行う
  • うがいをして口の中を清潔に保つ
  • 刺激の強い食べ物やアルコールは控える

患部を強くこすらないように注意しながら、やさしくケアすることが大切です。

できものを潰したり、何度も触ったりしない

白いできものが気になっても、自分で潰したり、不潔な手で何度も触ったりするのは避けましょう。
傷口から細菌が入り、炎症が悪化したり治りが遅くなったりすることがあります。

市販薬は一時的な症状の緩和には役立つことも

一般的な口内炎であれば、市販の軟膏や貼り薬で痛みが和らぐことがあります。
ただし、市販薬で改善できるのは口内炎による症状だけです。フィステルや歯肉がんなどが原因の場合は、根本的な治療にはなりません。
症状が改善しないまま市販薬を使い続けることは避けましょう。

次のような場合は早めに歯科医院を受診しましょう

次のような症状がある場合は、「ただの口内炎」と自己判断せず、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。

  • 1〜2週間たっても治らない
  • 同じ場所に何度もできる
  • 白いできものから膿が出る
  • 出血しやすい、しこりがある
  • 痛みが強く食事ができない

歯茎のできものは、見た目だけでは口内炎かどうか判断できないことも少なくありません。気になる症状がある場合は、早めに診察を受けることが大切です。

 

歯科医院ではどんな検査・治療をする?

歯茎のできものは、見た目だけでは口内炎なのか、それとも別の病気なのかを判断することが難しい場合があります。
歯科医院では、まず原因を見極めるためにお口の中を詳しく診察し、必要に応じてレントゲンや歯科用CTなどの画像検査を行います。

一般的な口内炎だった場合

一般的な口内炎と診断された場合は、症状や原因に応じて治療を行います。

  • 炎症や痛みを抑える塗り薬・うがい薬の処方
  • 必要に応じたレーザー治療
  • 口内炎を繰り返す原因(歯の尖った部分や入れ歯・矯正装置など)の調整

原因となる刺激を取り除くことで、治りやすくなるケースも少なくありません。

フィステルや歯の感染が原因だった場合

白いできものがフィステルだった場合は、歯の根の中で感染が起こっています。
この場合、市販薬や口内炎の薬では改善せず、根管治療(歯の根の治療)など、原因となっている歯の治療が必要になります。
感染が進行すると抜歯が必要になることもあるため、早めの受診が大切です。

口腔がんなどが疑われる場合

診察の結果、口腔がんや前がん病変などが疑われる場合には、必要に応じて口腔外科や大学病院などの専門医療機関をご紹介します。
「なかなか治らない」「見た目が普通の口内炎と違う」と感じたときは、自己判断で様子を見るのではなく、早めに歯科医院で診てもらうことが重要です。

 

口内炎でよくある質問

Q1. 歯茎の口内炎は何日くらいで治りますか?

A.  一般的なアフタ性口内炎なら1〜2週間程度で自然に治ることが多いです。2週間以上治らない場合は歯科医院を受診しましょう。

Q2. 歯茎の白いできものは全部口内炎ですか?

A. いいえ。フィステルや歯肉がん、白板症など口内炎以外の病気の可能性もあります。

Q3. 市販薬だけで様子を見ても大丈夫ですか?

A. 一般的な口内炎なら症状緩和には役立ちますが、改善しない・繰り返す場合は受診が必要です。

Q4. 何科を受診すればいいですか?

A.  まずは歯科・口腔外科がおすすめです。必要に応じて専門医療機関を紹介してもらえます。

 

歯茎の口内炎が気になる方はヨクシオファミリー歯科住道へご相談ください

歯茎にできた白いできものや腫れは、一般的な口内炎であれば1〜2週間ほどで自然に治ることが多いですが、中にはフィステルや歯肉がんなど、自然には治らない病気が隠れていることもあります。
特に、2週間以上治らない、何度も同じ場所にできる、膿が出る、しこりや出血を伴うといった症状がある場合は、「ただの口内炎」と自己判断せず、早めに歯科医院を受診することが大切です。
ヨクシオファミリー歯科住道では、歯茎のできものが口内炎なのか、それとも別の病気が原因なのかを丁寧に診察し、必要に応じてレントゲンや歯科用CTなどを用いた検査を行っています。原因に応じた適切な治療をご提案するとともに、専門的な検査が必要と判断した場合には、口腔外科などの医療機関へのご紹介も行っています。
「歯茎に口内炎のようなものができた」「なかなか治らず心配」「口内炎なのか別の病気なのか知りたい」という方は、お一人で悩まず、お気軽にヨクシオファミリー歯科住道までご相談ください。

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この記事の監修医師
ヨクシオファミリー歯科住道
小川 浩之
患者様がご自身の歯を清掃しやすい環境を整えるお手伝いをすることです。それぞれの患者様には目指すゴールがあり、その実現には正しい情報が欠かせません。その情報をお伝えするのは私たちの役割だと考えています。これまで培ってきた知識と経験を最大限に活かし、患者様と一緒に最適なゴールを見つけ、前進していけるよう全力でサポートいたします。監修者プロフィール詳細を見る⇒

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