2024.07.09
口ゴボでも美人に見える?タイプ別の口ゴボや原因について詳細を紹介!
「口ゴボだけど美人って人はいるの?口ゴボは治した方が良い?」
など、ふとしたきっかけで「もしかしたら自分が口ゴボかも?」と気づいてしまい、慌てている人も多いのではないでしょうか。
口ゴボは歯並びが綺麗に見えることが多く、美人とみられるケースもあります。
一方で、口ゴボによってコンプレックスを抱えてしまうケースも少なくありません。
本記事では、口ゴボに関する詳細をまとめています。
口ゴボが気になる人は、ぜひ記事内容をご確認ください。
口ゴボとは?
口元が前にゴボっと出ている状態のことを口ゴボと言います。口ゴボには定義はなく、見た感じ口先が前に出ている様が口ゴボと呼ばれています。
審美的な感覚によるものと言っても良いでしょう。
口ゴボは、上下両方の歯や顎が前に出ていることによって口元が前に引っ張られている状態が多く見られます。
口元の見た目は「モコっ」です。
口ゴボの原因は、生まれながらの遺伝による場合もあれば、子供の時の指しゃぶりや、うつ伏せ寝や普段の生活での癖(体癖)などさまざまです。
口ゴボ美人っているの?
口ゴボだけど美人に見られるケースは案外多いです。その要因は次の理由によるものです。
- 顎が大きいため歯並びがよく、笑顔が素敵な人が多い
- 口元がふっくらしているので若く見える
- 口ゴボを見慣れている人が多く、違和感よりも歯並びの良さの方が目立つ
口ゴボ美人の実態は、元々日本人に口ゴボな人が多いため、違和感を感じないことが挙げられます。違和感よりも歯並びの良さによる見栄えの良さの方が優っている印象です。
とはいえ、口ゴボにも程度があり、前歯が出るほどに極端にモコっとしている場合や歯が大きく見える場合は、美人として見られることはないでしょう。
結局口ゴボは治した方が良いの?
口ゴボの実態は主に上顎前突や上下顎前突です。噛み合わせの分類では「不正咬合」と呼ばれるもので、歯並びや噛み合わせの状態が悪いことを示しています。
不正咬合の場合、すぐに影響を及ぼすことは少ないです。将来的に口や体の健康へ影響を及ぼす可能性があるため、状態次第では歯列矯正をした方が良いケースもあります。
また、身体のダメージのみならず。見た目による精神的なダメージも十分に考慮しなければいけません。
出っ歯や口ゴボは程度によっては周りからからかわれたり、自分に自信が持てなくなるケースも多いです。
顔面のコンプレックスを持っていると、自然な笑顔が出にくくなります。笑顔が減ると印象が悪くなり、人付き合いが苦手になるかもしれません。
身体の状態とコンプレックスの観点から、口ゴボが気になる人は一度歯科医師へ相談してみましょう。
口ゴボになる原因
口ゴボの原因となるものはいわゆる出っ歯です。歯の前突には「上顎前突」「下顎前突」「上下顎前突」があります。口ゴボになりやすいのは上顎前突と上下顎前突の2通りの不正咬合です。
不正咬合には逃れようのない先天的な要因と、おしゃぶり・指しゃぶり・舌癖・口呼吸等が原因となる後天的な要因があります。
先天的な要因は予防はできませんが、治療は可能です。後天的な要因は成長の過程で改善・修正できます。
4つに分けられる口ゴボのタイプ
美人の評価ポイントはeラインと前歯の歯並びのよさです。eラインとは『エステティックライン』のことで、横顔の鼻のてっぺん、 顎の先を結んだ線のことを言います。
eラインより少し内側に上唇があるのが理想です。口ゴボはeラインより、口元が前にある状態のことを言います。
eラインを軸に4つの口ゴボのタイプを確認しましょう。
下顎が引いているタイプの口ゴボ
下顎が引いているタイプの口ゴボはeラインから上下の唇がはみ出しています。口ゴボで歯並びが良い人の多くはこのタイプに該当します。
治療する場合、下顎に対して口元を後退させなければいけません。選択できる治療法は次の4つです。
- 歯を抜かずに前歯を後ろに下げる
- 歯を抜いて前歯を後ろに下げる
- 下顎が後ろに位置している場合、手術で下顎を前に出す
- 歯列矯正で下顎を上前方へ動かす
上下の顎が前に出るタイプの口ゴボ
eラインを引いた時に、上下の顎が前に出てしまうタイプです。それに伴って口元が前に突出します。
治療にて歯か顎を後ろに下げなければいけません。
考えられる治療法は次の2つです。
- インビザラインやワイヤーを使って上下の歯を後ろに下げる
- 外科手術にて顎を後ろに下げる
上の顎または唇が前に出ているタイプの口ゴボ
eラインから上唇が突出しており、出っ歯と呼ばれるタイプの口ゴボです。
基本的な治療法は次のとおりです。
- 上の前歯を後退させつつ上唇も合わせて後退させる。インビザラインによる矯正も可能
- 上唇の骨そのものを後退させる。手術とワイヤー矯正が必要
目と額の周辺が引っ込んでいるタイプの口ゴボ
口元は正常な位置にあるのに、目や額の周辺が引っ込んでいるために、相対的に下顔面が上顔面にかけて前に出て見えるタイプです。
厳密には口ゴボではありませんが、全体で見ると口ゴボのように見えてしまいます。
治療を検討する場合、下顔面を後退させなければいけません。口元を後退させる矯正治療が選択されるケースが多いです。
口ゴボの治療法とは?
口ゴボの治療は歯科医院か美容整形の2つが挙げられます。
歯科医院での口ゴボ治療は、各種歯列矯正にて対応します。美容整形の場合は、外科的治療による矯正手術が多いです。
矯正治療を主とする歯科医院での治療であっても状態によっては顎の骨を切って治療する外科矯正や骨格整形術が必要になるケースもあります。
美容整形外科での治療では、噛み合わせの問題に気をつけなければいけません。
噛み合わせが考慮されていないと咀嚼の問題が出たり、将来歯が抜けていく原因になることもあります。
治療の際は医師の説明を受けて十分に理解した上で進めましょう。
ここでは主に歯科医院で行われる口ゴボ治療について説明します。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正はブラケット矯正とも呼ばれる治療法で、歯並びや噛み合わせの問題を修正するために行われる歯科矯正治療の一つです。ワイヤー矯正は、金属ブラケットとワイヤーを使用して歯を徐々に移動させ、正しい位置に整えることを目的としています。
上顎前突・上下顎前突の治療でも実績の多い治療です。
マウスピース矯正
マウスピース矯正はクリアアライナー矯正とも呼ばれ、透明なプラスチック製のマウスピースを使用して歯を移動させる歯科矯正治療の一種です。代表的なブランドには、インビザライン(Invisalign)があります。
歯が動くように少しずつズレを作って作成し、ズレに向かって歯に力がかかることで歯を動かす仕組みです。
口ゴボの治療には対応する場合としない場合があります。
小児矯正
小児矯正は、成長過程にある子供の歯並びや噛み合わせを改善するための歯科矯正治療です。通常、6歳から12歳くらいの乳歯と永久歯が混在する時期に行われることが多いです。
歯を動かす成人矯正と異なり、顎の成長を助けることで適切な咬み合わせを作っていきます。
外科矯正
外科矯正は、顎の骨の異常を矯正するために行われる歯科手術と矯正治療の組み合わせです。特に、通常の矯正治療では解決できない重度の顎の不正咬合や顎変形症に対して行われます。
口ゴボの場合、咀嚼や発音に問題がある場合は、保険適用での治療が可能です。
まとめ
口ゴボは矯正治療で改善できます。eラインが綺麗な横顔美人を目指したい人にとって、矯正治療はおすすめの方法です。
口元や横顔にコンプレックスを抱えている人は、一度歯科医院へ相談してみてはいかがでしょうか。
安岡デンタルオフィスの矯正治療は、歯並びの改善のみならず口腔内の機能回復を目的とした治療を行っています。
顎機能の矯正にも対応していますので、口ゴボが気になる方はぜひご相談ください。