2025.07.08
歯周病の検査とは?具体的な検査内容や費用などを詳しく解説

もしかしたら歯周病かも?と感じたらまずは歯周病検査を受けてみましょう。検査は怖いものではありません。検査によって現在の状態が明らかになるため、今後の治療の計画が立てやすくなります。
この記事では検査の内容や費用、歯周病の症状の進行具合を詳しく説明しています。
歯周病が気になり始めた方は、ぜひ参考になさってください。
歯周病検査でわかること
歯周病検査では、歯茎の炎症や出血の有無、歯周ポケットの深さ、歯のぐらつき(動揺度)、歯を支える骨(歯槽骨)の状態が分かります。
歯周病検査で得た情報を元に、歯周病の進行度合いを正確に診断し、適切な治療の計画立案に役立てます。
また、プラークや歯石の付着状況の確認にも効果的です。
今まで歯の健康に無頓着だった人でも、歯周病検査の結果を知ることで、予防ケアに関心を向けるきっかけになるかもしれません。
歯周病の進行を見逃さない!歯周病検査の主な項目5つを紹介

- 歯周ポケットの深さの測定
- レントゲン撮影
- 歯の動揺度検査
- 出血の有無とプラークの付着状況のチェック
- 細菌検査
歯周ポケットの深さの測定
歯周ポケットの深さの測定は、歯周病検査の中でも大切な項目です。プローブと呼ばれる細い器具を歯と歯茎の間に挿入して、ポケットの深さをミリ単位で測定します。
異常なしの状態では、ポケットの深さは1ミリから3ミリ程度です。
そのままにしておくとポケットは深くなる一方です。
ポケットの深さのチェックの他に、プローブを挿入した時の出血具合を元に炎症の状態までチェックできます。
歯周ポケットの深さによる歯周病の進行度と特徴
| 状態 | 歯周ポケットの深さ | 状態の特徴 |
|---|---|---|
| 健全 | 1〜3mm | 健康な歯茎。炎症や出血なし。 |
| 軽度 | 4〜5mm | 歯肉炎や軽度の歯周病。腫れや出血あり。 |
| 中度 | 6〜7mm | 歯周組織の破壊が進行。骨の減少あり。 |
| 重度 | 8mm以上 | 重度の歯周病。歯の動揺や脱落の可能性あり。 |
レントゲン撮影
レントゲン撮影は、肉眼では計測不可能な歯周組織の状態を把握するために欠かせません。
歯槽骨の状態や吸収のパターン、隠れた歯石の有無まで細かく確認可能です。
レントゲンで得られる情報は、歯周病の進行具合の確認と、治療計画においてとても価値のあるものです。
歯周ポケットの測定結果と組み合わせることで、より確かな病状のチェックができます。
歯の動揺度検査
動揺度検査は、ピンセットなどで歯をつまんで軽く動かし、ぐらつき度合いを測る検査です。歯は元々、わずかに動くようになっていますが、歯周病によって歯槽骨が溶けた状態になると動きが大きくなります。
歯の動きは0度や3度などの数値で分類され、歯周病の治療計画の参考とされます。
出血の有無とプラークの付着状況のチェック
プローブ(歯周ポケットを測定する専用の器具)で歯周ポケットを測定する際に出血した場合、活動性の歯周病が疑われます。歯周病によって歯茎に炎症が起きている証拠です。
また、歯の表面や歯周ポケットの中に付着しているプラークをチェックし、プラークコントロールの状態を把握します。
現在の炎症レベルの把握や、日頃の歯磨きの精度はプラークチェックによって確認できるというわけです。今後のセルフケアの指針にも大いに役立ちます。
細菌検査
歯周病検査における細菌検査は、歯周ポケットから採取したプラークや唾液を分析し、歯周病の原因となる細菌の種類と数を特定する検査です。
細菌検査によって目に見えない歯周病菌の活動状況や、どの菌が病気の進行に関与しているかを把握できます
病原性の高い「レッドコンプレックス」と呼ばれる菌の有無や量が分かると、個々に合った抗菌薬の使用や、より効果的な治療計画を立てる上で役立ちます。
歯周病のサインと症状の進行具合
歯周病のサインと症状ごとの進行具合を詳しく説明します。
- 【初期〜中期】歯茎からの出血
- 【初期〜中期】歯茎の腫れと赤み
- 【中期〜後期】ひどい口臭
- 【中期〜後期】歯茎の沈み
- 【後期】歯のぐらつき
- 【後期】歯茎の膿み
【初期〜中期】歯茎からの出血
歯茎からの出血は、歯周病の初期段階で現れる症状の一つです。歯周病菌による炎症が起こると、歯磨きやフロス、硬いものを食べた時など、わずかな刺激でも血が出やすくなります。
出血の原因は、歯茎の毛細血管が炎症により脆くなっていることによるものです。
初期のうちは痛みがないことが多く、見過ごされがちですが、放置すると歯周病が進行し、歯を支える骨の破壊へとつながるため、出血に気づいたら早期の歯科受診をおすすめします。
【初期〜中期】歯茎の腫れと赤み
歯周病の進行によって、ピンクで引き締まった歯茎が赤く腫れぼったい感じになります。
この状態は、歯周病菌が増殖して炎症が発生しているサインです。
初期の歯肉炎の段階では、歯茎が膨らみによって丸くなり、触るとブヨブヨすることもあります。
痛みがないので見逃してしまいがちですが、そのままにしておくと歯茎を支える骨にまで影響が及び、歯周病がさらに悪化してしまいます。
【中期〜後期】ひどい口臭
歯周病がひどくなる段階では口臭の悪化が伴います。原因は、深くなった歯周ポケットに歯周病菌が大量発生するためです。
歯周病菌は食べかすや剥がれ落ちた細胞に含まれるタンパク質を分解する際に、「揮発性硫黄化合物(VSC)」と呼ばれる悪臭の原因となる物質を発生させます。
さらに歯周病が進行し、膿みが出る段階になるとさらに口臭は悪化します。
【中期〜後期】歯茎の沈み
歯周病がひどくなると歯を支える骨が溶けて失われます。骨が溶けることによって歯茎も下がってくる、というわけです。
歯茎が下がってくるにしたがって、歯の根本部分が見えるようなるため、歯が以前よりも長く見えるようになります。
歯茎の沈みは、歯周病がよりひどくなったサインです。歯根があらわになることから、知覚過敏が起きやすくなったり、根本の虫歯のリスクも高まります。
【後期】歯のぐらつき
歯周病の最終段階では、歯を支える骨の大部分が破壊されてしまいます。歯を支える土台が破壊されるため、最終的には歯がグラグラと動く状態です。
また、骨の吸収によって歯茎が余計に下がってしまい、歯と歯の間に隙間ができることから、食べ物が挟まりやすくなります。
歯がぐらつく状態になる前に早急な対処が必要です。何の対処もせずにいると、物を噛むことさえままならなくなります。
【後期】歯茎の膿み
歯茎から膿みが出るのは歯周病の最終段階です。歯槽膿漏とも呼ばれます。歯周ポケットの奥で歯周病菌が大量に増殖し、歯茎の内部で炎症、化膿を起こしている状態です。
白血球や細菌の死骸などが混ざり合った膿みが、歯と歯茎の間から排出されます。
このまま放置しておくと、口臭はますますひどくなり、最後は歯が脱落してしまいます。
歯周病検査の費用と保険適用について
歯周病の検査と治療にかかる費用と自由診療の費用相場について詳しく説明します。
- 【保険適用】歯周病検査の費用
- 【保険適用】歯周病治療の費用
- 自由診療の費用の目安
【保険適用】歯周病検査の費用
保険適用の歯周病検査の費用はおおよそ次のとおりです。
- 基本検査:500円〜2,000円程度
- 精密検査:1,000円〜4,000円程度
- 初診時の費用:初診料とレントゲン撮影代込みでおおよそ3,000円〜4,000円程度
基本検査には、歯周ポケット測定、レントゲン撮影、動揺度検査、出血の有無、プラークの付着状況のチェックなど、歯周病の診断に必要な項目が含まれています。
【保険適用】歯周病治療の費用
検査を経て治療へ移行する場合の治療費は、進行度合いによってことなります。
程度が軽い場合
歯石除去(スケーリング)やブラッシング指導などが中心です。1回の治療費は3,000円程度で、数回の通院で改善が見られます。
総額はおおよそ5,000円〜1万円程度が目安です。
中程度の症状の場合
歯周ポケット内の歯石除去(ルートプレーニング)や、必要に応じて歯周外科治療(フラップ手術など)が行われます。
中程度の症状の場合、治療は複雑になり、通院回数も増える傾向です。
総額の治療費はおおよそ1万円〜5万円です。
重度の症状の場合
歯周外科治療に加え、失われた骨を再生させる「歯周組織再生療法」などが行われることがあります。
重度の症状では治療期間は長くなり、費用も高額になりがちです。費用の総額はおおよそ3万円〜10万円程度が相場です。
自由診療の費用の目安
自由診療では、保険診療よりも治療の選択肢が広がります。保険適用に比べるとより精度の高い治療が受けられますが、費用は高くなりがちです。
症状ごとの主な相場は次のとおりです。
- 軽度:1万円〜5万円程度
- 中等度:5万円〜50万円程度
- 重度:20万円以上、場合によっては数百万円かかることもある
歯の健康を守るなら今がチャンス!ヨクシオファミリー歯科住道の歯周病検査で安心を
歯周病かも?と思った時は、歯周病検査の受診をおすすめします。歯周病は歯を根本からダメにしてしまう疾患です。我慢を重ねるほど、余計に治療費がかかってしまう可能性が高まります。早めに治してしまいましょう。
早期発見なら保険適用範囲内で十分な治療が可能です。
歯周病の早期発見には定期検診がおすすめです。悪くなる前に歯周病を発見できるため、重度の進行することがありません。
ヨクシオファミリー歯科住道では、歯周病の検査や治療にも力を入れています。歯周病の疑いが少しでもある方は、一度検査を受けてみてはいかがでしょうか。
健康な歯でいつづけるためには、歯の定期検診は欠かせません。
ぜひ、お気軽にヨクシオファミリー歯科住道へお問い合わせください。








