2024.09.19
親知らずの抜歯後、ドライソケットじゃないのに痛い時の原因は?

親知らずの抜歯後10日以上、痛みが続く場合は、
- 細菌感染している
- 神経を損傷してしまった
- 実はドライソケットになっていた
が考えられます。
ドライソケットとは、抜歯後に穴が塞がらずに骨が露出してしまった状態のこと。ドライソケットになると、ズキズキ痛む・強い口臭があるなどの症状がみられます。
ドライソケットではないと思っていても歯科医院で調べてみると、実はドライソケットだった!ということもあり得ます。
本記事では親知らずの抜歯後の痛みについて、あらゆる可能性をもとに詳細を説明しています。
痛みの原因を確認したい人は、記事内容をご確認ください。
親知らずの抜歯後10日経っても痛い時の原因は?
1週間~10日を超えて痛みが続く場合、主に次のような原因が考えられます。
細菌感染にしている
抜歯後の穴に食べかすなどの汚れが溜まってしまい、細菌感染に繋がるケースがあります。抜歯部位に強い痛みと腫れがあり、熱が出ているようであれば、細菌感染がうたがわれます。すぐに歯科医院に連絡しましょう。
なお、親知らずの抜歯時には、基本的に痛み止めと同時に抗生物質が処方されます。処方された抗生物質を指示通りに飲み続ければ、細菌感染を起こす可能性は低いので、薬はきちんと飲むようにしましょう。
神経を損傷してしまった
抜歯の際に親知らず周辺の神経が刺激されたり、一部損傷したりすることがあります。特に下顎の親知らずの近くには太い神経が通っています。抜歯をする際に少し刺激してしまうだけで、痛みやしびれが出ることもあります。
ドライソケットになってしまった
通常、抜歯後の穴は、血餅と呼ばれる血のかたまりが覆い、その上に皮膚が再生してふさがります。ただ、何らかの理由で、血餅ができなかったり、はがれてしまったりすることがあります。すると、穴がふさがらず、骨が露出している状態になってしまいます。
そのままになった穴に食べ物のカスや汚れなどが蓄積すると、それらが骨にあたり、痛みにつながります。
ドライソケットの見分け方・見た目
通常、抜歯後の傷口は血餅が覆っており、それが時間経過と共に粘膜へと変化していきます。しかし、ドライソケットになっている場合、傷口を覆うものがなく、傷口が大きく開いた状態であったり、歯が抜けた穴の奥に白い顎の骨が見えたりします。
ただドライソケットか否かは、素人では判断が難しいです。さらに、ドライソケットは放っておくと骨に炎症が起こる・歯茎の形が悪くなるなどの影響が出る場合があります。気になる症状があれば、歯科医院を受診しましょう。
そもそも親知らず抜歯後になぜ痛い?なぜ腫れる?
処置の最中に歯茎や歯の周辺にある骨に刺激を与えてしまうため、抜いた後も痛んだり、腫れたりすることが多いのです。これも親知らずは横向きや奥深くに生えていることが多く、複雑な生え方をしている場合では、抜歯の際に歯肉の切開や歯を分割する作業が伴うからです。
通常、痛みや腫れは早ければ3日ほど、長引いても1週間程度で引いていくため、抜歯後に処方された痛み止めで十分対処可能です。
抜歯後、顎が痛い!? 親知らずと顎関節症の関係
親知らず抜歯後の痛みを感じる部位が顎の骨である場合、顎関節症の可能性があります。原因はいくつか考えられますが、その一つに抜歯による痛みや違和感から口腔ケアが不十分になり、炎症が起こって顎関節症を引き起こすケースが挙げられます。
抜歯後に顎関節症を発症するケースは少ないものの、可能性はゼロではありません。
歯茎の痛みよりも顎の痛みが続く場合は、顎関節症の疑いがあります。気になる症状があれば、早めに歯科医院で適切な治療を受けましょう。
親知らずの抜歯後にやってはいけないこと
親知らずを抜歯後にすると、痛みや腫れを引き起こしたり、回復を遅らせたりする可能性がある行動がいくつかあります。以下で代表的な行動を紹介します。
口を強くゆすぐ
口を強くゆすぐことで血餅がはがれてしまうと、出血が止まらなくなったり、ドライソケットになったりする可能性があります。口をゆすぐ際は、ぬるま湯などで優しく行うようにしましょう。
激しい運動や長時間の入浴
抜歯後は傷口から出血しやすくなっています。激しい運動や力仕事、長時間の入浴は血流をよくし、出血を引き起こす可能性が高くなります。特に抜歯直後は出血しやすいので、なるべく安静に過ごすようにしましょう。
固い食べ物や熱い飲み物をとる
固い食べ物や熱い飲み物による刺激で、痛みや出血などのトラブルが起こることがあります。また、固い食べ物を食べる際に強い力がかかることも、抜歯部位にとってはよくありません。抜歯部位に負担をかけないために、柔らかく常温か冷たい食べ物をとるようにしましょう。
飲酒や喫煙
飲酒によりアルコールを摂取すると、血管が広がり、出血が起こりやすくなります。反対に、喫煙は血の流れを悪くすることで傷口の回復を遅らせます。特に喫煙はドライソケットを引き起こす原因としても知られています。飲酒や喫煙は、少なくとも抜歯後3~7日は控えるようにしましょう。
親知らずの抜歯後に痛い時の対処法
親知らずの抜歯後の痛みが我慢できない、という人のために5つの対処法を紹介します。
鎮痛剤や抗生剤を使う
鎮痛剤や抗生剤の服用が、もっとも一般的な対処法です。抜歯後の痛みには、歯科医院で処方された鎮痛剤や、市販のロキソニンなどの痛み止めが効果的です。
痛みの原因が炎症の場合は、抗生剤を服用することで悪化を防ぐことができます。歯科医院に行く時間が取れない場合は、あらかじめ鎮痛剤を多めにもらっておくと安心です。また、胃への負担が気になる方は、胃腸薬を一緒に服用するとよいでしょう。
歯科医院を受診する
親知らずの抜歯後は、強いうがいや歯磨きができないため、傷口に食べカスが詰まりやすい状態が続きます。定期的に歯科医院で傷口を洗浄してもらい清潔に保つことが、痛みの発生を抑えることにつながります。
特にドライソケットになると強い痛みが出るため、歯科医院で患部を洗浄し、炎症や化膿を防ぐ薬を穴に詰めてもらうと治りが早くなります。
また、歯科医院では経過を見て鎮痛剤や抗生剤を処方するなど、症状に適した治療を行ってくれるため、回復を早めることが期待できます。
歯痛に効くツボがある!?
歯痛に効果があるとされているツボがあります。歯科医院にも行けず、薬も飲めない状況下の場合、一度試してみてはいかがでしょうか。
ツボの名称は次の通りです。
| 場所の名称 | 押さえる場所 |
| 合谷
(ごうこく) |
親指と人差し指の筋が交わる谷間のあたり |
| 歯痛点
(しつうてん) |
手のひらの薬指と中指の付け根 |
| 太谿
(たいけい) |
くるぶし内側の出っぱりとアキレス腱の真ん中にあるくぼみ |
| 下関
(げかん) |
耳の前(指2本手前)にあり、頬骨の下で口を開けた時にくぼみが出来る箇所 |
| 頬車
(きょうしゃ) |
下顎角(エラの部分)と耳たぶの下端を結んだ線のほぼ真ん中 |
| 承漿
(しょうしょう) |
下唇と顎の間で、中央のくぼんだ箇所 |
まず「合谷」は熱を排出するツボとされており、歯の炎症にも効果があると言われています。自分で押してみて痛いと感じる程度まで強く押しましょう。何度も繰り返し押すことで効果を発揮します。
「合谷」の効き目が感じられない場合、「歯痛点」も押してみます。「合谷」と同じく強めに揉み込むことで歯痛の緩和をはかります。
ただ、あくまでもツボの刺激は一時的な対処法にすぎません。基本的な問題の解決にはなっていませんので、早めに歯科医院で治療しましょう。
大阪・住道で親知らずを抜くならヨクシオフファミリー歯科へ
親知らずの抜歯後の痛みのピークは3日〜4日で、10日以上経っても痛みが続く場合、ドライソケットや、顎関節症や細菌感染を起こしている可能性があります。
思わぬ異常が発生している場合もあります。「そのうち治るだろう」と放っておく方もいらっしゃるかもしれません。しかし、歯のトラブルは、最初に気になった段階で対処することで、治療が軽く済むことや早く治る可能性が高まります。異変を感じたら、できるだけ早めに歯科医院を受診して、原因を突き止めましょう。
お仕事が忙しく、歯科医院になかなか連絡を取れない方も多いと思います。当院は初診でもオンライン予約が可能で、LINEでの相談も受け付けております。親知らず抜歯後に痛みや腫れがひかない場合は、お気軽にお問合せください。







