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2025.09.05

歯周病を放置してはダメ!その理由とは?治療を受けるべきサインも紹介


歯周病は、初期段階の頃は痛みがほとんどないため、歯ぐきの腫れや出血を放置してしまう人も少なくありません。

しかし、歯周病を治療せず放置していると、手遅れになってしまう可能性があります。この記事では、歯周病の放置による3つのリスク、治療が必要なサインなどについて解説しています。
”歯ブラシの時、歯ぐきから血が出る””歯がぐらぐらしてるけどまだ歯医者に行っていない”そんな歯周病の症状がある方は、ぜひご一読ください。

 

歯周病を放置してはいけない理由は3つ!

歯周病は、歯ぐきや顎の骨に炎症が起こる病気のことです。初期段階のうちは、痛みはほとんどありません。そのため、「まだ歯科医院を受診しなくても大丈夫かも」と放置してしまう人もいるようです。

しかし、歯周病は絶対に放置してはいけません。その理由は、主に3つあります。

  • 歯を失うリスクが高まる
  • 口臭が強くなる
  • 全身の健康にも悪影響を及ぼす

 

 

歯を失うリスクがあります

歯周病を治療せずに放置すると、歯を支える骨が徐々に溶け、やがて歯がグラグラと動くようになります。最終的には、自然に抜け落ちるか、抜歯が必要になることも。
さらに、歯を失うことで次のようなデメリットが生じます。

  • 見た目に自信が持てなくなる
  • 発音がしづらくなる
  • 食べ物がうまく噛めず、食事が楽しめない
  • 栄養のバランスが崩れ、体調に影響することも
  • 笑ったり人と話したりするのが億劫になる

口臭が強くなる

歯周病が進行すると、口腔内の細菌が増えるため、口臭が強くなる傾向にあります。突然、口臭が気になり始めたという方は、歯周病が進行しているかもしれません。特に、起床時や空腹時に口臭が強くなる場合、歯周病の初期段階の可能性が高いです。

全身の健康に悪影響を及ぼす

歯周病の放置は、口腔内に悪影響を及ぼすだけではなく、全身の健康にも悪影響を及ぼします。それでは、歯周病がどんな病気を引き起こすのか、詳しく解説します。

動脈の硬化

歯周病が進行すると、血管にダメージを与え炎症を起す原因になる可能性があります。動脈硬化とは、血管が細くなり血流が悪くなる病気のことで、心筋梗塞や脳梗塞、狭心症などを引き起こす恐れがあります。

糖尿病

歯周病は糖尿病の合併症の一つと言われていますが、歯周病になると糖尿病の症状が悪化するとも言われています。糖尿病は、インスリンがうまく働かないことで、高血糖の状態が続く病気です。糖尿病を患っている方は免疫力が低下するため、歯周病の進行が早まる傾向にあり血糖値ののコントロールが困難になります。

バージャー病

バージャー病は閉塞性血栓血管炎とも呼ばれる病気で、血管が細くなったり血栓ができたりして血管が詰まる病気のことです。主に、喫煙する男性に多く、症状が進行すると手足がしびれることがあります。重症化すると、壊死することもある恐ろしい病気です。

誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎とは、食べ物や異物を誤って気管や肺に飲み込むことにより、発症する肺炎のことです。一般的に、飲み込む力が衰えた高齢者が発症しやすく、歯周病菌によって引き起こされる可能性が高まります。

認知症

歯周病の症状が悪化すると、歯がグラグラして食べ物を十分に噛めなくなり、アルツハイマー型認知症の発症リスクが高くなると言われています。アルツハイマー型認知症は脳の認知機能が低下する病気で、物忘れや記憶力などが低下しやすいです。

骨粗しょう症

骨粗しょう症は、骨密度が低下して全身の骨がもろくなる病気のことです。骨密度が低下すると、歯を支える顎の骨がもろくなるため、歯周病が重症化する可能性が高まるでしょう。
反対に、歯周病の悪化によって歯を失った場合も、食べ物を十分に噛めなくなり、栄養の吸収が悪くなって骨粗しょう症が悪化しやすいです。

関節リウマチ

腫れや痛みを引き起こし、症状が悪化すると関節が変形することもあります。
歯周病と関節リウマチどちらも炎症性の疾患であるため、歯周病菌が関節に入り込むと、関節リウマチを引き起こす可能性があるのです。
関節リウマチは、免疫の働きに異常が起こり、関節に炎症が生じる病気です。腫れや痛みを伴い、進行すると関節の変形につながることもあります。
歯周病と関節リウマチは、どちらも炎症に関わる疾患であるため、歯周病菌との関連性が指摘されています。
近年の研究では、歯周病の状態が関節リウマチの発症や悪化に関係する可能性もあると考えられています。

早産・低出生体重児

妊娠中の方が歯周病になった場合、炎症が強くなり子宮が収縮して、妊娠中は、ホルモンバランスの変化により歯周病を患いやすいので、注意が必要です。
妊娠中に歯周病を発症すると、体内の炎症反応が影響し、子宮の収縮を促す物質が分泌されやすくなると考えられています。
そのため、歯周病は、早産や低出生体重児のリスク要因の一つと考えられています。

 

この症状があったらすぐに治療を!歯周病のサイン7つ


歯周病には、さまざまな症状があります。痛みがなくても出血している人もいれば、口臭がきつくなる人や歯並びが悪くなる人もいるでしょう。歯周病のサインは、主に7つあります。いずれかのサインに当てはまる方は、放置せずに、速やかに治療を受けてください。

歯ぐきが腫れている

歯ぐきの腫れは、歯周病の初期症状の一つです。健康な歯ぐきはピンク色ですが、歯周病になると歯ぐきが赤みを帯びて腫れてきます。歯周病の初期段階でも、歯ぐきが腫れるケースは少なくありません。

歯ぐきから出血がある

歯ぐきが腫れると、出血も起こりやすくなります。歯周病の初期段階の場合、歯磨きをするときや硬いものを食べるときに歯ぐきから出血しやすいです。症状が悪化すると、少しの刺激でも出血することが多くなるでしょう。

口臭が強くなる

口臭が強くなったと感じる場合、歯周病が進行している可能性があります。歯周病が進行すると、深くなる歯周ポケットに歯垢や食べカスなどが溜まり、歯周病菌が出すガスによって口臭が強くなることがあるのです。

歯並びが悪くなる

歯周病が悪化すると、歯を支える歯槽骨が破壊されると歯が動き、歯並びが悪くなる可能性もあります。放置期間が長いほど、歯並びは悪くなりやすいでしょう。歯並びが悪くなった場合、歯周病だけでなく噛み合わせの治療も必要になるため、早期治療が必要です。

歯ぐきから膿が出る

歯ぐきから膿が出ている場合、歯周病が中程度〜重度の状態に進行している可能性があるため、一刻も早く治療を受ける必要があります。この膿は、口臭の原因にもなります。膿を放置すると他の部位にも感染が広がる可能性があるので、ご注意ください。

歯がグラグラする

歯がグラグラと動く場合、歯周病が中程度〜重度の状態にまで進行している可能性があります。歯がグラグラするのは、歯槽骨が溶けて歯を支えられなくなっているからです。
歯がわずかに動く程度ならば、抜歯不要の可能性もありますが、上下に大きく動く場合は症状がかなり進行しているため、抜歯に至ることもあるでしょう。

歯が痛む

歯を支える骨(歯槽骨)が溶けて歯が揺らぎ、噛んだときにズキッと響くような痛みが出ることがあります。さらに、歯ぐきの炎症による腫れや膿の圧迫が加わることで、重たい痛みや鈍痛を感じることもあります。虫歯がないのに歯が痛む場合は、歯周病がかなり進んでいるサインかもしれません。

 

あなたは大丈夫?セルフチェックしてみましょう!

 

次のような症状に心当たりはありませんか?
ひとつでも当てはまる場合は、歯周病が進行している可能性があります。
早めに歯科を受診して、状態を確認しましょう。

✅ 歯ぐきが赤く腫れている
✅ 歯磨きや食事のときに出血する
✅ 口臭が強くなってきたと感じる
✅ 歯が少しずつ動いてきた/歯並びが変わった
✅ 歯ぐきから膿が出ることがある
✅ 歯がグラグラしている
✅ 虫歯がないのに歯が痛む

 

歯周病を放置してしまった場合の治療方法

歯周病は、放置すればするほど症状が進行し、治療方法も複雑になっていきます。初期であれば比較的簡単なケアで改善が期待できますが、進行してからの治療は時間も費用もかかりやすくなります。ここでは、進行度別の治療方法を見ていきましょう。

初期(歯肉炎・軽度歯周炎)

この段階では、歯ぐきの腫れや出血が見られる程度で、歯を支える骨へのダメージはまだ軽度です。

  • スケーリング(歯石除去):歯科医院で専用の器具を使い、歯の表面や歯ぐきの中に溜まった歯石やプラークを取り除きます。
  • ブラッシング指導:正しい歯磨き方法を身につけることで再発を防ぎます。

👉 この段階なら、比較的短期間の治療で健康な状態に戻すことが可能です。

中等度(歯周炎が進んだ状態)

歯を支える骨が部分的に破壊され、歯の揺れや歯ぐきの下がりが出てきます。

  • ルートプレーニング:歯周ポケットの奥にある汚れや感染した歯根の表面を徹底的に清掃し、歯ぐきが再び付着しやすい環境を整えます。
  • 歯周外科治療:汚れが深い場所に入り込んでいる場合、歯ぐきを一時的に切開して奥までクリーニングを行うこともあります。

👉 放置期間が長くなるほど、治療は外科的アプローチが必要になりやすいです。

重度(末期の歯周病)

歯を支える骨の大部分が失われ、歯の大きなぐらつきや噛むと痛いといった症状が出ます。

  • 歯の保存治療:可能であれば、骨再生療法(エムドゲインなど)や高度な歯周外科処置で歯を残す努力をします。
  • 抜歯と補綴治療:どうしても保存が難しい場合、抜歯をしてインプラント・入れ歯・ブリッジといった治療で噛む機能を回復させます。

👉 この段階まで進むと「治す」というより「失った機能を補う」治療が中心になってしまいます。

 

歯周病の進行を防ぐために気を付けたいこと3つ

歯周病を放置していたら、知らず知らずのうちに重度歯周病まで進行していた…という方もいるのではないでしょうか?すぐに歯科医院を受診するのはもちろんのことですが、以下の3点にもご注意ください。

毎日の歯磨きを徹底する

治療を受けるのと同時に、自宅で歯磨きを徹底することも重要です。食後と寝る前は、必ず歯を磨いて、歯に付着した歯垢を除去しましょう。
歯磨きするときは、歯の表面はもちろんのこと、歯と歯ぐきの境目も磨くことを忘れずに。歯ブラシの角度は45度がポイントです。歯間ブラシやデンタルフロスも使って、歯と歯の間の汚れもしっかりと除去してください。

生活習慣を改善する

歯周病と生活習慣には、密接な関係があります。睡眠不足やタバコ、栄養バランスの偏りやストレスは、免疫力の低下につながりやすいです。良質な睡眠や禁煙、栄養バランスの良い食事、ストレスのない生活を心がけるようにしましょう。

歯周病の治療経験豊富な歯科医院を選ぶ

歯科医師の技術や経験によっては、重度の歯周病でも歯を残す治療を提案してもらえるかもしれません。歯周病の治療経験が豊富で、外科治療にも対応した歯科医師が在籍するところを選ぶとよいでしょう。
ただし、歯科医院選びで時間がかかってしまったら、症状は悪化する一方です。できるだけ早く、歯科医院を受診しましょう。

 

歯周病の症状に気付いたら放置せずにヨクシオファミリー歯科住道までご相談を

歯周病は、放置すると歯を支える骨が溶けて、歯が抜け落ちる可能性がある恐ろしい病気です。口腔内だけでなく、糖尿病や心筋梗塞など全身の健康にも悪影響を及ぼす恐れがあります。
歯ぐきの腫れや出血など気になる症状がある場合、痛みがなくても、放置せずに歯科医院を受診しましょう。
ヨクシオファミリー歯科住道では、歯周病の原因そのものを根本から治療する「根本的歯周治療」を行っています。
通常の歯周病治療の場合、歯周病が再発する可能性がありますが、根本的歯周治療の場合、歯周病細菌自体を減らすため再発を抑えることが可能です。歯周病の症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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この記事の監修医師
ヨクシオファミリー歯科住道
小川 浩之
患者様がご自身の歯を清掃しやすい環境を整えるお手伝いをすることです。それぞれの患者様には目指すゴールがあり、その実現には正しい情報が欠かせません。その情報をお伝えするのは私たちの役割だと考えています。これまで培ってきた知識と経験を最大限に活かし、患者様と一緒に最適なゴールを見つけ、前進していけるよう全力でサポートいたします。監修者プロフィール詳細を見る⇒

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