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2025.12.02

歯周病は治療で治るもの?治療の概要や治療例|予防ケア方法も解説

歯周病は、初期段階では痛みがほとんどないため、歯周病治療を受けるのが遅くなってしまいがちです。歯周病は進行すると歯の腫れやぐらつきなどの症状がでてきて、最悪の場合歯を失うこともあります。
今回の記事では、歯周病の流れや治療方法、歯周病を防ぐケア方法などを解説します。歯周病の症状がある方や歯周病について詳しく知りたい方は、ぜひご一読ください。

 

歯周病は治療で治る?歯を失う原因第1位の怖さ

歯周病は、治療によって治すことが可能です。ただし、適切なタイミングで治療し、正しいセルフケアを行うことが必須となります。

歯周病は、進行すると歯を支える骨が溶けてしまうため、歯を失う原因の第一位とされています。 放置すれば歯を失うリスクが高まるため、治療を終えた後も、歯周病を繰り返さないために、定期的なプロケアと自宅でのケアを習慣にすることが重要です。

 

歯周病の治療ってどんなことをするの?

歯周病治療は、検査→歯周基本治療→再検査→歯周外科治療→再検査の順番に行われます。
歯周病が軽度の場合、歯周基本治療で治療完了となりますが、歯周基本治療で歯肉の奥に溜まった汚れを除去できなかった場合、歯周外科治療に進みます。
治療後の再検査で治っていることが確認できればメインテナンス(定期検診)、治っていなければ再度治療というように、治るまで治療と検査を繰り返すというのが一般的な流れです。

step 01歯周基本検査

歯周病の検査

歯周病の検査は、主に以下の3つです。

  • 歯周ポケット検査
  • レントゲン検査
  • 動揺度検査

歯周ポケット検査

歯周病は、進行するほど歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)が深くなりやすいです。歯周ポケット検査では、プローブという器具を歯周ポケットに挿入して、歯周ポケットの深さを計ります。そのほかに、炎症による出血の有無、歯石の有無なども調べます。

レントゲン検査

X線検査とも呼ばれるレントゲン検査では、歯槽骨の溶かされた範囲や程度、歯石の有無などを確認します。

動揺度検査

動揺度とは、歯の揺れ具合のことです。歯周病が進行すると歯槽骨が溶かされて歯がグラグラと動きやすくなるため、動揺度検査で動揺度を測定して、歯周病の進行度合いを確認します。この検査によって、問題なし・軽度・中等度・重度と診断されます。

Step 02 歯周治療と生活習慣指導

ブラッシング指導

ブラッシング指導とは、歯科衛生士が正しいブラッシング方法や歯ブラシの選び方などを指導することです。歯科衛生士のブラッシング指導により、セルフケアの効果を高めたり歯周病の発生や進行を防いだりします。

歯周基本治療

歯周基本治療とは、プラークや歯石の除去、グラグラする歯の咬み合わせの調整などを行う治療のことです。この治療は、軽度であっても重度であっても必要です。
スケーリング・ルートプレーニングという治療では、歯の表面、歯周ポケットの浅い部分のプラークや歯石を除去します。スケーリングで使用するスケーラーには、手動のハンドスケーラーと超音波スケーラーの2種類があります。
歯がグラグラしている場合、噛むと負担が大きくなるため、歯を削って噛み合わせの調整を行い負担を減らします。それでも改善されない場合は、歯科用の接着剤で隣の歯と接着し、グラグラを抑えることが多いです。

 step 03 歯周基本検査で改善されない場合

歯周外科治療

歯周基本治療で症状が改善されない場合、歯周外科治療を行います。歯周外科治療は、主にフラップ手術・歯周組織再生療法の2つです。なお、患者様の持病や服用している薬によっては、歯周外科治療ができないケースもあります。

外科治療の種類
  • フラップ手術

フラップ手術は、歯ぐきを切開して、歯周ポケットの奥に付着しているプラークや歯石を除去する外科処置のことです。ただし、この手術には、治療後に歯ぐきが下がって歯が長く見えるというリスクがあるため、手術を希望する場合は慎重に決断する必要があります。

  • 歯周組織再生療法

歯周組織再生療法とは、名前の通り、歯周組織を再生する治療法です。歯周病が悪化すると、顎の骨や歯根膜など歯を支える組織がダメージを受けて減ってしまうため、歯周組織の再生が必要になります。
歯周組織再生療法には、特殊な人口膜を挿入する「GTR法」、たんぱく質の一種を歯根膜に塗布して、歯が生えてくるときと同じような環境を作る「エムドゲインまたはリグロス」、患者様の口腔内から採取した骨や血液を移植する「骨移植」の3種類があります。

 

歯周病治療が必要かも?セルフチェック10項目で確認!

「もしかしたら歯周病かも?」と気になっている方は、以下のチェックリストでセルフチェックをしてみてください。
チェックが1~3つの場合、軽度の歯周病の可能性があります。チェックが4~5つの場合、中等度以上に進行している可能性があります。チェックが1つでもある場合、できるだけ早く治療を受けてください。
一つも当てはまるものがない場合でも、年1回は定期検診を受けて、歯の健康を維持することをおすすめします。

歯周病のセルフチェックリスト

No. チェック項目 チェック
1 口臭が気になる
2 朝起きたら口の中がネバネバする
3 歯磨き後に、毛先に血がついたりすすいだ水に血が混じることがある
4 歯肉が赤く腫れている
5 歯ぐきが下がって、歯が長くなった気がする
6 歯肉から血や膿が出る
7 歯と歯の間に食べカスが詰まりやすい
8 歯が浮いた感じがする
9 歯並びが変わった感じがする
10 歯が揺れることがある

 

歯周病を防ぐためのケア方法

歯周病を防ぐには、正しいケアを行う必要があります。ブラッシング・生活習慣の改善・メインテナンスで、歯の健康を守りましょう。

ブラッシング

ブラッシングの際はプラークを取り除くため、ブラシの毛先が歯に当たっていることが重要です。特にしっかり磨きたい場所は、歯と歯の間・歯と歯肉の境目、歯ブラシの頭が届きにくい場所の3つです。
ブラッシングをする際は、歯と歯肉を傷つけないように、軽く磨きましょう。1ヶ所につき、約10~20回磨くのが理想的です。歯間ブラシやデンタルフロスも併用して、歯と歯の間の汚れをしっかり取り除いてください。

生活習慣を改善する

不規則な生活は免疫力の低下だけでなく、歯周病の発症・進行リスクにもつながります。睡眠時間は十分に確保して、疲れを溜めないようにしましょう。ストレスも免疫力の低下につながりやすいため、上手にストレスを軽減することが重要です。
また、栄養バランスの良い食事を心がけ、アルコールや脂っこい食べ物、砂糖や甘いジュースなどは控えてください。喫煙の習慣がある方は、喫煙を控えましょう。タバコに含まれるタールはヤニとして歯に付着すると、歯垢が付きやすくなるのです。

メインテナンス(定期検診)

メインテナンスでは、歯周検査や虫歯のチェック、口腔内の清掃などを行います。定期的にメインテナンスを受けることで、セルフケアでは十分に除去できなかったプラーク・歯石を落として、歯周病の再発予防に努めましょう。

 

歯周病治療に関するQ&A

歯周病治療に関するQ&Aで特に多いものをまとめてみました。歯周病治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

治療期間はどのくらい?

治療期間は、病状の進行度や治療方法によって異なります。一般的に、軽度の場合は1ヶ月以内ですが、中等度の場合3ヶ月以内、重度の場合3ヶ月~1年です。治療を終えた後も、状態を良好に保つためには継続的なメンテナンスが必要です。

歯周病の治療費はいくら?

治療費は、保険か自費かによって異なります。保険適用の場合は1回の治療費は平均3,000 ~4,000円、自費の場合は治療内容によって変動があるため、確認が必要です。

保険は適用される?

歯周病治療は、基本的に保険診療で対応できるケースがほとんどです。ただし、保険適用外の治療となるケースもあるので、その場合の費用については歯科医院でご相談ください。

治療中や治療後痛むことはあるの?

炎症が強い場合、治療中痛むことがありますが、その場合は局所麻酔を行って治療します。麻酔が効いている間、基本的に痛むことはありません。
また、人によっては知覚過敏の症状が出て、食べ物などがしみることがあります。ただし、この症状は一過性のもので、しばらくすると収まることがほとんどです。

歯肉炎は歯周病と関係があるの?

歯肉炎は、歯周病の初期段階です。歯肉炎になると歯ぐきに炎症が起きていて、2~3mmのすき間ができます。この段階では、痛むことはほとんどありませんが、放置すると症状は悪化する一方です。

 

歯ぐきの腫れなど気になる症状があるときはヨクシオファミリー歯科住道へ

歯周病は、細菌感染により、歯ぐきや骨が炎症を起こす病気です。治療せずに放置していると、腫れや口臭、歯のぐらつきなどの症状が出てきて、最悪の場合は歯を失うことになります。
歯ぐきの腫れや痛みを感じたら、早めに専門医の診察を受け、適切なケアを受けるようにしましょう。
当院では、初診時にカウンセリングを行いお悩みやご要望などを伺います。保険診療から自費診療まで、患者様のニーズに適した治療を提案させていただきます。歯ぐきの腫れやぐらつきなど気になる症状があるときは、ぜひご相談ください。

歯周病治療について詳しくはこちら

この記事の監修医師
ヨクシオファミリー歯科住道
小川 浩之
患者様がご自身の歯を清掃しやすい環境を整えるお手伝いをすることです。それぞれの患者様には目指すゴールがあり、その実現には正しい情報が欠かせません。その情報をお伝えするのは私たちの役割だと考えています。これまで培ってきた知識と経験を最大限に活かし、患者様と一緒に最適なゴールを見つけ、前進していけるよう全力でサポートいたします。監修者プロフィール詳細を見る⇒

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