2025.05.05
オーラルフレイルとは?わかりやすく解説!症状・原因・予防法をチェック

「最近、食べこぼしやむせることが気になった…」それはオーラルフレイルのサインかもしれません。放置すると、さまざまな問題を引き起こし、最終的には寝たきりにつながるリスクが懸念されています。
この記事では、オーラルフレイルの症状、原因と予防法、歯科医院で受けられるサポートをわかりやすく解説します。今日からできる予防法をチェックしてみましょう。
オーラルフレイルとは、わかりやすくいうと?
オーラルフレイルとは、舌や口のまわりの筋肉が低下し、話す、食べる、飲み込むといった機能が衰えている状態のことです。
わかりやすく言うと、私たちは年をとると、体のいろいろな部分が衰えてきますよね。それは口も同じです。体が弱っていくように、口の機能も少しずつ衰えていきます。
オーラルフレイルのセルフチェック方法
次の項目に当てはまるものがあるか、確認してみましょう。
- 食べこぼしが増えた
- むせることが多くなった(特にお茶や汁物)
- 噛めない食品が増えた(お肉や漬物など)
- 滑舌が悪くなった
- 口が乾きやすい
- 食欲が落ちた、少食になった
- 柔らかいものばかり食べるようになった
- 舌や口の動きが鈍く感じる
- 自分の歯が少ない、顎の力が弱い
1つでも当てはまる場合は注意です。2つ以上当てはまる場合は、オーラルフレイルの可能性があるので、歯科医院でのチェックをおすすめします。
「老化」と「フレイル」は何が違う?
老化は、年を取ると“誰にでも起こる”体の変化です。フレイルは、加齢により心身の機能が衰え、要介護状態に近づいているものの、適切な対策をすることで回復が見込める状態をいいます。
2つの大きな違いは、老化は健康な状態であるのに対し、フレイルは健康と要介護状態の中間であることです。
オーラルフレイルの主な症状

オーラルフレイルの主な症状は、以下のとおりです。
初期の症状
- 柔らかいものばかり食べる
- むせる、食べこぼす
- 口が渇く、口臭が気になる
- 歯の数が減る、顎の力が弱くなる
進行すると
- 食欲が低下し、栄養不足になる
- 滑舌が悪くなり、会話がしづらくなる
- 全身の筋力低下や病気のリスクが上がる
少しでも異変を感じたら、早めに歯医者さんに相談しましょう。
オーラルフレイルの原因とは?40代から注意すべきこと
口の働きが弱くなるオーラルフレイルの原因は一つではなく、さまざまな要因が複合的に関与していると考えられています。
主な原因は以下のとおりです。
加齢
加齢とともに、歯や歯茎、筋肉などの口腔組織が衰え、唾液の分泌量も減少します。
これにより、噛む力や飲み込む力が低下し、口腔内の乾燥を引き起こしやすくなります。
口腔疾患
虫歯や歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶けて歯がグラグラになり、最終的には抜け落ちてしまうことがあります。
また、歯茎の炎症や出血が続くと、食べ物を噛む力が弱まったり、発音が悪くなったりするなどの口腔機能の低下につながることもあります。
生活習慣
偏った食生活や運動不足は、筋肉量の減少や骨密度の低下を引き起こし、口腔機能にも悪影響を及ぼします。
また、喫煙は歯周病を悪化させ、口腔内の乾燥を引き起こす原因となります。
その他の要因
ストレスや睡眠不足、薬の副作用なども、口腔機能に影響を与える可能性があります。
お口の衰えは全身の衰え…噛む機能の低下がもたらす問題とは?
オーラルフレイルの症状が進行すると、単にお口の中だけの問題にとどまらず、全身の健康にも大きな影響を与えます。
具体的には以下のとおりです。
栄養状態の悪化
噛む機能が低下すると、食べられるものが減り、栄養バランスが偏りがちになります。
特に高齢者の場合、低栄養状態が続くと、免疫力の低下や筋肉量の減少を招き、さまざまな疾患のリスクを高めます。
誤嚥性肺炎
飲み込む機能が低下すると、食べ物や唾液が誤って気管に入りやすくなります。
これが原因で肺炎を引き起こすことがあり、特に高齢者や嚥下機能が低下している方にとっては深刻な問題です。
認知機能の低下
噛むことは脳を活性化させる働きがあります。そのため、噛む機能が低下すると、認知機能の低下を招く可能性があります。
また、オーラルフレイルによって人とのコミュニケーションが減り、社会とのつながりが希薄になることも認知機能の低下につながると考えられています。
生活の質の低下
オーラルフレイルは、食事や会話を楽しむといった生活の質を大きく低下させます。また、容姿の変化や口臭なども、心理的な負担になることがあります。
オーラルフレイルの予防法【簡単にできる対策】
以下の4つを意識することで、口腔機能の低下を防ぎ、全身の健康維持につながります。
①しっかり噛んで食べる
- 柔らかいものばかり食べず、噛み応えのある食事を取り入れる
(例:根菜類、ナッツ、小魚など) - よく噛んで食べることで、顎の筋力を維持
②お口のトレーニングをする
- 「パタカラ体操」(「パ・タ・カ・ラ」とはっきり発声する)
→ 舌や唇の筋肉を鍛え、食べる力や話す力を向上 - 舌回し運動(口を閉じて舌を歯ぐきに沿ってぐるっと回す)
→ 唾液の分泌を促し、口の乾燥を防ぐ
③お口の清潔を保つ
- 毎日の歯磨きと、歯間ブラシ・フロスを活用
- 口の中が乾燥しないよう、こまめに水分補給
④かかりつけ医を持つ
- 定期的に歯科検診を受け、虫歯や歯周病を予防
オーラルフレイルの予防は、今からできる対策を少しずつ取り入れて、健康な毎日を送れるようにしましょう。
オーラルフレイルについて、歯科医院で何ができる?
歯科医院では、オーラルフレイルの早期発見・早期治療、そして予防のためのさまざまなサポートをしています。
1.検査と診断
お口の状態を詳しく検査し、オーラルフレイルの進行度合いを診断。噛む力や飲み込む力、舌の動きなどをチェックします。
2.正しい歯科治療・口腔ケア
歯周病や虫歯治療、歯石除去や舌の清掃などをして、お口の健康を保ちます。
虫歯の自然治癒の可能性とは?自然治癒能力を高めるためのデンタルケアも紹介
3.口腔機能向上のためのリハビリ
噛む力や飲み込む力を回復するトレーニングをします。舌の体操や発音練習などして口腔機能向上を目指します。
4.食事指導・栄養サポート
バランスの取れた食事や、食べやすい食材の選び方などをアドバイスします。
5.入れ歯の調整・製作
噛み合わせが悪い場合は、入れ歯の調整や新しい入れ歯を作ります。
オーラルフレイルに関するよくある質問
オーラルフレイルって何ですか?わかりやすく説明してください。
オーラルフレイルとは、口腔機能の衰えのことです。放置すると、低栄養、誤嚥性肺炎、全身の衰弱、認知機能の低下、うつ、社会的孤立につながり、死亡リスクや要介護リスクが高くなると考えられます。
オーラルフレイルの初期症状は?
- 食事中に食べこぼしが増えた
- 食事中によくむせるようになった
- 以前は難なく噛めていた硬いものが、噛みにくくなった
- 口の中が乾燥しやすくなった
加齢による自然な変化と思われがちですが、放置するとお口の機能低下が進み、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。
オーラルフレイルは若い人も関係ありますか?何歳からはじまる?
オーラルフレイルは高齢者だけの問題ではなく、若い人でも生活習慣や病気、ストレスなどによって口の機能が衰えることがあります。
一般的には、40代から徐々に兆候が現れ始め、50代以降になると顕著になることが多いようです。
お口の衰え、感じ始めたらヨクシオファミリー歯科住道へ
「最近、むせやすくなった気がする…」「食事が楽しくなくなった…」そんな違和感を感じたら、オーラルフレイルのサインかもしれません。オーラルフレイルは、早期に対策すれば改善が見込めます。
当院では、日々の治療はもちろん、患者さまが生涯健康な歯で過ごせるよう、予防にも力を入れています。虫歯がない方も、定期的なメンテナンスや検診で、いつまでも自分の歯で美味しい食事を楽しみましょう。
口腔機能の衰えを感じたら、早めの対策が大切です。お口の健康を守るために、ヨクシオファミリー歯科住道までお気軽にご相談ください。







