大阪大東市や住道駅で歯科医院をお探しなら、ヨクシオファミリー歯科へ

初診ご予約・ご相談専用

072-806-4618

治療中・再診の方専用

072-806-4618

[診療時間] 9:30~13:00 / 14:30~18:30 日曜・祝祭日休診

コラム

top column

Columns ―お役立ちコラム

コラム一覧を見る

  皆さんは、ブリッジをお手入れするとき、何を使っていますか?歯ブラシしか使わない方が多いようですが、ブリッジのお手入れには歯間ブラシも使うことをおすすめします。 ブリッジは取り外す手間がないのが魅力的ですが、構造上汚れが溜まりやすいため、お手入れをしっかりと行わなければいけません。 この記事では、歯間ブラシの基本的なやり方や使用時の注意点などについて解説しています。現在ブリッジを装着している方、今後ブリッジを装着する予定がある方は、ぜひご一読ください。

ブリッジを歯間ブラシでお手入れした方がよい理由

ブリッジは、欠損した歯の両隣にある健康な歯を削って、橋を架けるように人工歯を被せる治療法です。人工歯と自分の歯の間は、食べ物のカスやプラーク(歯垢)などが溜まりやすいため、虫歯や歯周病のリスクが自ずと高くなります。 歯ブラシだけでは歯の隙間までしっかりお手入れするのが難しいので、歯間ブラシなども使って磨き残しを防ぐ必要があります。さらに、歯間ブラシを使うことで、ブリッジが長持ちするというメリットが期待できるでしょう。

歯間ブラシとは

歯間ブラシとは、歯と歯の間の汚れを取る歯ブラシのことです。歯ブラシよりも小さく、細かい歯の隙間の掃除も可能です。形がしっかりしている分、デンタルフロスよりも人工歯に通しやすいと言われています。 歯間ブラシと一言で言っても、形状やサイズもさまざまなので、自分に適したものを選んでください。数種類用意して、使い分けるのもおすすめです。

歯間ブラシの形状

歯間ブラシの形には、I字型とL字型の2種類があります。それぞれの特徴を見てみましょう。
歯間ブラシの形状 特徴
I字型(ストレートタイプ)
  • ヘッド(先端)がまっすぐで、持ち手も短い
  • 根元の部分を折り曲げて角度を付けると、どの部分にも使いやすい
  • 前歯のお手入れに最適
L字型(アングルタイプ)
  • L字に曲がっている 
  • 奥歯の隙間にも挿入しやすい

歯間ブラシの素材

歯間ブラシの素材には、ナイロンの毛を使用したワイヤータイプとゴムタイプの2種類があります。それぞれのメリットやデメリットを理解した上で、自分に合うものを選びましょう。
歯間ブラシの素材 特徴
ゴムタイプ
  • 歯茎を傷つけにくく、痛みがほとんどない
  • 歯間ブラシ初心者や炎症がある方におすすめ
  • 歯垢除去力が低い
ワイヤータイプ
  • 強度がある
  • 歯垢除去力が高い
  • 歯間ブラシを使い慣れた方におすすめ
  • 硬さがある分痛みが出やすい

歯間ブラシのサイズ

歯間ブラシのサイズは、主に4つあります。サイズを選ぶポイントは、「ブリッジの隙間に無理なく出し入れできるかどうか」です。 歯や歯茎を傷つけないために、歯の隙間より若干小さめのものを選んでください。自分に最適なサイズが分からない場合は、かかりつけの歯科医院でアドバイスを受けるとよいでしょう。
サイズ 適している部位
SSS(~0.8mm) 歯間が最も狭い部位(前歯部)
SS(0.8~1.0mm) 歯間がやや狭い部位(前歯部+臼歯部)
S(1.0~1.2mm) 歯茎が下がっている部位・歯並びが悪い部位
M(1.2~1.5mm) 歯間がやや広い部位

歯間ブラシの基本的なやり方

  歯間ブラシを使ってお手入れするときは、まず、歯間ブラシを鉛筆のように持ちます。歯の表側から歯と歯の間にゆっくりと差し込んでください。 歯間ブラシの先が歯の噛む部分と水平になるようにして、前後に2~3回ゆっくりと動かします。ブラシが両隣の歯に当たるようにして、歯垢などの汚れをしっかりと落としましょう。さらに、歯の裏側からも同じように歯間ブラシを当てます。 なお、歯間ブラシを使う際は、歯磨きを使用する必要はありません。

ブリッジを歯間ブラシでお手入れする際の注意点

ブリッジのお手入れで歯間ブラシを使うとき、以下の5点に注意してください。

まずは歯ブラシで歯磨き

歯間ブラシを使ってブリッジをお手入れするからといって、歯ブラシで歯磨きしなくていいわけではありません。まずは歯ブラシで歯磨きをして、全体を綺麗にしてください。その後、歯間ブラシを使って、汚れを落としきれていない細かい部分のケアをします。

力を入れて磨かない

ブリッジ部分を磨くときは、つい力を入れてしまいがちですが、歯茎を傷つけたり歯茎が下がったりする原因となります。力を入れずに、歯間ブラシを斜め45度くらいに傾けて、優しく1本ずつ磨きましょう。 歯間ブラシの硬さも、重要なポイントです。柔らかすぎると効果を実感しにくいですし、硬すぎても歯を傷めてしまいます。歯間ブラシを購入する際は、ほどよい硬さのものを選ぶようにしてください。

歯間ブラシは毎食後使うこと

可能であれば、毎食後歯間ブラシを使用してください。毎食後は難しいという方は、1日1回寝る前の使用のみで構いません。 歯間ブラシを慌てて使用すると、歯茎を傷つけてしまう恐れがあります。食後に歯間ブラシを使用するときは、丁寧に磨けるように十分な時間を確保しましょう。

歯間ブラシは定期的に換える

歯間ブラシは、定期的に交換する必要があります。長期間使い続けると、口腔内に菌が増えてしまい、不衛生な環境になりかねません。 新しいものに換えるタイミングは、使用頻度や素材などによっても異なります。例えば、毎食後使用する場合、歯間ブラシの消耗は早いです。ワイヤータイプならば、1ヶ月に1回くらいのペースで交換するとよいでしょう。 また、歯間ブラシの針金が曲がったり折れたりしたときも、交換のタイミングです。一方、ゴムタイプはヘッドの部分が折れやすいこともあり、1ヶ月持たないこともあるかもしれません。使いにくいと思ったら、すぐに交換してください。 使い捨てではない歯間ブラシならば、使用後にブラシ部分を良く洗ってから風通しの良い場所で乾燥させてから保管してください。濡れたまま保管すると、細菌が繁殖してしまいます。

定期健診も忘れずに

ブリッジのお手入れは、ホームケアだけでは不十分です。定期的に歯科医師に診てもらい、お手入れがきちんとできているか、噛み合わせに問題がないか確認してもらいましょう。 ときに、ブリッジに不具合が生じたり虫歯が再発したりすることもあるので、定期的にチェックしてもらうことをおすすめします。  

まとめ

ブリッジを装着している場合、歯ブラシでのお手入れだけでは、汚れをしっかりと除去できない恐れがあります。自分の歯に適した歯間ブラシを使って、口腔内を清潔に保ちましょう。その際、正しいやり方を意識することが重要です。 ヨクシオファミリー歯科佳道は、患者様とのコミュニケーションを大切にし、ご要望をできる限り引き出すことが重要だと考えています。 当院は、「できるだけ多くの歯を残したい」という想いから、予防歯科にも力を入れております。ブリッジのお手入れのやり方や歯間ブラシの使用時のポイントなど、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。 「口ゴボだけど美人って人はいるの?口ゴボは治した方が良い?」 など、ふとしたきっかけで「もしかしたら自分が口ゴボかも?」と気づいてしまい、慌てている人も多いのではないでしょうか。 口ゴボは歯並びが綺麗に見えることが多く、美人とみられるケースもあります。 一方で、口ゴボによってコンプレックスを抱えてしまうケースも少なくありません。 本記事では、口ゴボに関する詳細をまとめています。 口ゴボが気になる人は、ぜひ記事内容をご確認ください。

口ゴボとは?

  口元が前にゴボっと出ている状態のことを口ゴボと言います。口ゴボには定義はなく、見た感じ口先が前に出ている様が口ゴボと呼ばれています。 審美的な感覚によるものと言っても良いでしょう。 口ゴボは、上下両方の歯や顎が前に出ていることによって口元が前に引っ張られている状態が多く見られます。 口元の見た目は「モコっ」です。 口ゴボの原因は、生まれながらの遺伝による場合もあれば、子供の時の指しゃぶりや、うつ伏せ寝や普段の生活での癖(体癖)などさまざまです。  

口ゴボ美人っているの?

口ゴボだけど美人に見られるケースは案外多いです。その要因は次の理由によるものです。 白い背景に立っているコケティッシュな顔をして笑って笑っている若い美しい女性韓国の女の子の肖像画 著作者:benzoix/出典:Freepik
  • 顎が大きいため歯並びがよく、笑顔が素敵な人が多い
  • 口元がふっくらしているので若く見える
  • 口ゴボを見慣れている人が多く、違和感よりも歯並びの良さの方が目立つ
  口ゴボ美人の実態は、元々日本人に口ゴボな人が多いため、違和感を感じないことが挙げられます。違和感よりも歯並びの良さによる見栄えの良さの方が優っている印象です。 とはいえ、口ゴボにも程度があり、前歯が出るほどに極端にモコっとしている場合や歯が大きく見える場合は、美人として見られることはないでしょう。  

結局口ゴボは治した方が良いの?

口ゴボの実態は主に上顎前突や上下顎前突です。噛み合わせの分類では「不正咬合」と呼ばれるもので、歯並びや噛み合わせの状態が悪いことを示しています。 不正咬合の場合、すぐに影響を及ぼすことは少ないです。将来的に口や体の健康へ影響を及ぼす可能性があるため、状態次第では歯列矯正をした方が良いケースもあります。 また、身体のダメージのみならず。見た目による精神的なダメージも十分に考慮しなければいけません。 出っ歯や口ゴボは程度によっては周りからからかわれたり、自分に自信が持てなくなるケースも多いです。   顔面のコンプレックスを持っていると、自然な笑顔が出にくくなります。笑顔が減ると印象が悪くなり、人付き合いが苦手になるかもしれません。 身体の状態とコンプレックスの観点から、口ゴボが気になる人は一度歯科医師へ相談してみましょう。  

口ゴボになる原因

口ゴボの原因となるものはいわゆる出っ歯です。歯の前突には「上顎前突」「下顎前突」「上下顎前突」があります。口ゴボになりやすいのは上顎前突と上下顎前突の2通りの不正咬合です。 不正咬合には逃れようのない先天的な要因と、おしゃぶり・指しゃぶり・舌癖・口呼吸等が原因となる後天的な要因があります。 先天的な要因は予防はできませんが、治療は可能です。後天的な要因は成長の過程で改善・修正できます。  

4つに分けられる口ゴボのタイプ

美人の評価ポイントはeラインと前歯の歯並びのよさです。eラインとは『エステティックライン』のことで、横顔の鼻のてっぺん、 顎の先を結んだ線のことを言います。 eラインより少し内側に上唇があるのが理想です。口ゴボはeラインより、口元が前にある状態のことを言います。 eラインを軸に4つの口ゴボのタイプを確認しましょう。  

下顎が引いているタイプの口ゴボ

下顎が引いているタイプの口ゴボはeラインから上下の唇がはみ出しています。口ゴボで歯並びが良い人の多くはこのタイプに該当します。 治療する場合、下顎に対して口元を後退させなければいけません。選択できる治療法は次の4つです。
  • 歯を抜かずに前歯を後ろに下げる
  • 歯を抜いて前歯を後ろに下げる
  • 下顎が後ろに位置している場合、手術で下顎を前に出す
  • 歯列矯正で下顎を上前方へ動かす
 

上下の顎が前に出るタイプの口ゴボ

eラインを引いた時に、上下の顎が前に出てしまうタイプです。それに伴って口元が前に突出します。 治療にて歯か顎を後ろに下げなければいけません。 考えられる治療法は次の2つです。
  • インビザラインやワイヤーを使って上下の歯を後ろに下げる
  • 外科手術にて顎を後ろに下げる
 

上の顎または唇が前に出ているタイプの口ゴボ

eラインから上唇が突出しており、出っ歯と呼ばれるタイプの口ゴボです。 基本的な治療法は次のとおりです。
  • 上の前歯を後退させつつ上唇も合わせて後退させる。インビザラインによる矯正も可能
  • 上唇の骨そのものを後退させる。手術とワイヤー矯正が必要

目と額の周辺が引っ込んでいるタイプの口ゴボ

口元は正常な位置にあるのに、目や額の周辺が引っ込んでいるために、相対的に下顔面が上顔面にかけて前に出て見えるタイプです。 厳密には口ゴボではありませんが、全体で見ると口ゴボのように見えてしまいます。 治療を検討する場合、下顔面を後退させなければいけません。口元を後退させる矯正治療が選択されるケースが多いです。  

口ゴボの治療法とは?

口ゴボの治療は歯科医院か美容整形の2つが挙げられます。 歯科医院での口ゴボ治療は、各種歯列矯正にて対応します。美容整形の場合は、外科的治療による矯正手術が多いです。 矯正治療を主とする歯科医院での治療であっても状態によっては顎の骨を切って治療する外科矯正や骨格整形術が必要になるケースもあります。   美容整形外科での治療では、噛み合わせの問題に気をつけなければいけません。 噛み合わせが考慮されていないと咀嚼の問題が出たり、将来歯が抜けていく原因になることもあります。 治療の際は医師の説明を受けて十分に理解した上で進めましょう。   ここでは主に歯科医院で行われる口ゴボ治療について説明します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正はブラケット矯正とも呼ばれる治療法で、歯並びや噛み合わせの問題を修正するために行われる歯科矯正治療の一つです。ワイヤー矯正は、金属ブラケットとワイヤーを使用して歯を徐々に移動させ、正しい位置に整えることを目的としています。 上顎前突・上下顎前突の治療でも実績の多い治療です。

マウスピース矯正

マウスピース矯正はクリアアライナー矯正とも呼ばれ、透明なプラスチック製のマウスピースを使用して歯を移動させる歯科矯正治療の一種です。代表的なブランドには、インビザライン(Invisalign)があります。 歯が動くように少しずつズレを作って作成し、ズレに向かって歯に力がかかることで歯を動かす仕組みです。 口ゴボの治療には対応する場合としない場合があります。

小児矯正

小児矯正は、成長過程にある子供の歯並びや噛み合わせを改善するための歯科矯正治療です。通常、6歳から12歳くらいの乳歯と永久歯が混在する時期に行われることが多いです。 歯を動かす成人矯正と異なり、顎の成長を助けることで適切な咬み合わせを作っていきます。

外科矯正

外科矯正は、顎の骨の異常を矯正するために行われる歯科手術と矯正治療の組み合わせです。特に、通常の矯正治療では解決できない重度の顎の不正咬合や顎変形症に対して行われます。 口ゴボの場合、咀嚼や発音に問題がある場合は、保険適用での治療が可能です。

まとめ

口ゴボは矯正治療で改善できます。eラインが綺麗な横顔美人を目指したい人にとって、矯正治療はおすすめの方法です。 口元や横顔にコンプレックスを抱えている人は、一度歯科医院へ相談してみてはいかがでしょうか。 安岡デンタルオフィスの矯正治療は、歯並びの改善のみならず口腔内の機能回復を目的とした治療を行っています。 顎機能の矯正にも対応していますので、口ゴボが気になる方はぜひご相談ください。   「もしかしたら出っ歯って押してたら治る?もしできるなら試してみたい」 出っ歯に悩んだ挙句、このように考えている人はいませんか? 結論からお伝えすると、出っ歯は押して治るほど簡単なものではありません。無理に押してしまうと別の不具合が出る可能性もあるのでやめておきましょう。 本記事では出っ歯は押しても治らない理由や、根本的な治療法、出っ歯をそのままにしておくリスクを紹介しています。 出っ歯に悩んでいる人は、ぜひ記事内容をご確認ください。

出っ歯は押せば治るって本当なの?

出っ歯は素人が押して治せるほどシンプルなものではありません。 出っ歯を押して治せない理由を3つのポイントにて、説明します。
  • 出っ歯を押して自力で治すのは難しい
  • 歯が動く仕組みとは
  • 出っ歯を押すと危ない

出っ歯を押して自力で治すのは難しい

インターネットやSNSを見ていると、出っ歯を押していたら治ったという記載を見かけることがあります。 歯科医院へいかず、自分で治せるのであればそれにこした事はありません。良い治療法を見つけたと喜ぶ人も多いのではないでしょうか。 しかし、実際に自力で出っ歯を押し続けて綺麗に治すのはかなり難しいです。 歯に力をかけ続けて動かすことはできますが、素人の見立てで出っ歯を綺麗に収めるのは無理だと考えておいた方が良いでしょう。 歯医者になってから長らく矯正の勉強した人でも、思う通りに動かせないのが歯列矯正です。素人の手作業で成功する確率はかなり低いでしょう。

歯が動く仕組みとは

矯正治療では、ワイヤーで引っ張って歯を動かしているわけではありません。 歯と歯を支える骨の間には歯根膜というクッションのような組織があります。矯正治療は歯根膜の吸収と骨の再生をうまく利用して、歯を動かします。 矯正治療は、綿密な計算と計画の上に成り立つ治療です。歯を押す行為には根本的な歯を動かす原理にかなっていません。 仮に歯を押して動いたとすると、他の要因が関連しているとしか考えられません。

出っ歯を押すと危ない

歯に強い力を加えると、歯の根本が折れてしまう、動きに耐えられず歯の神経が死んでしまう、などのリスクが考えられます。 弱い力でも、継続的に力を与え続けると歯の根が骨に吸収されて短くなる「歯根吸収」が起きることも想定されます。 歯を押し続ける行為は、力加減や向きを考えずに行うため、歯根吸収は起きやすくなるでしょう。 歯根吸収を起こすと歯の根が短くなるため、耐性がなくなり抜けやすい歯になってしまいます。

出っ歯を治す方法

出っ歯は不正咬合と呼ばれる症状の一つです。不正咬合は歯列矯正によって修正されます。 美容整形にて顎の骨を切る手術を受けて出っ歯を治す方法もありますが、骨格だけの問題に終始しない噛み合わせの不具合は、顎の骨を切っただけでは解決しないことも多いです。 根本的に出っ歯を治したい場合、歯列矯正を選ぶようにしましょう。   出っ歯を治すための矯正治療の方法を3つ、紹介します。
  • 全体矯正と部分矯正
  • マウスピース矯正
  • 表側矯正
  • 裏側矯正

全体矯正と部分矯正

出っ歯を治すための矯正方法は全体矯正と部分矯正の2つです。 全体矯正は歯列全体の矯正治療で、部分矯正は一部の歯列を矯正する治療方法です。 基本的に全体矯正は部分矯正よりも矯正期間が長く、費用は割高です。 全体矯正は費用はかかるものの、歯列全体を矯正できるため、噛み合せまで細かく治療できるメリットがあります。 一方で部分矯正は矯正期間が短く、費用を抑えられますが、噛み合わせまでは対応できません。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、微妙に形が違うマウスピースを順番に交換しながら装着して力をかけることで歯を動かす矯正方法です。 治療に使用するマウスピースは透明で、装着していることがわかりにくいということもあって、注目を集めている治療法です。 効果を得るには1日20時間の装着が必要ですが、食事や歯磨きの際は取り外しできます。 費用の目安は全体矯正で60〜100万円、部分矯正の場合、10〜40万円です。

表側矯正

表側矯正は、ブラケットと呼ばれる金具とワイヤーを歯の表面に装着して、ワイヤーの力で歯を動かす矯正方法です。 古くからある矯正方法で、矯正と聞くと表側矯正をイメージする人も多いのではないでしょうか。 ブラケットのワイヤーは通常、金属製を使いますが、金属製はあまりに目立つため、白や透明の目立ちにくい素材を使うクリニックも多いです。 費用目安は、全体矯正の場合60〜130万円、部分矯正の場合30〜60万円です。

裏側矯正

裏側矯正はブラケットとワイヤーを歯の裏側に装着してワイヤーの力で、歯を動かす矯正方法です。 歯の裏側に矯正装置をつけるため、表側矯正に比べると矯正していることがわかりにくいメリットがあります。 表側矯正よりも高い技術が必要になるため、対応していないクリニックもあります。 費用は表側矯正に比べてやや割高で、全体矯正の場合100〜170万円、部分矯正の場合40〜70万円です。

出っ歯の状況をセルフチェック

出っ歯はセルフチェックでも確認できます。もしかしたら出っ歯かもしれない、と不安に思う方は、一度セルフチェックを試してみましょう。 上面にチェックボックスが付いている 著作権:Freepik チェックポイントは次の3点です。
  • 上下の前歯の先端に隙間が4㎜程度ある
  • 意識しないと唇が閉じられない
  • 口を閉じると顎先にシワがよる

上下の前歯の先端に隙間が4㎜程度ある

上の前歯と下の前歯の先端の隙間を専門用語ではオーバージェットと言います。真横からみた場合に、オーバージェットが2㎜〜3㎜であれば正常です。オーバージェットが4㎜以上あると、出っ歯の部類です。 一般的に出っ歯の判定は、上の歯と下の歯のズレ幅で診断されます。

意識しないと唇が閉じられない

出っ歯になると前に出ている歯が邪魔になるため、グッと力を入れないと唇が閉じられない症状が出ます。 気を抜くと口が開いた状態になるのが出っ歯です。 次の3つの症状に心当たりがある人は、出っ歯が疑われます。
  • いつも口が半開き
  • 唇を閉じようとすると口周りが疲れる
  • 口の中が乾燥しやすい

口を閉じると顎先にシワがよる

出っ歯の人は、口を閉じようとすると、出っ歯が邪魔をして上唇を下までおろすことができません。 その代わりに下唇を上に伸ばしてカバーしようとすると、無理に力が入ってしまい、顎にシワができてしまいます。 自分の口を閉じてみて顎先に妙なシワがよっている場合、出っ歯を疑った方が良いでしょう。  

出っ歯は放っておくとどうなる?

体の特徴として定着していれば問題はありませんが、中には出っ歯が身体へ影響を及ぼすケースもあります。 出っ歯が心身へ与える影響を2つのポイントにて、説明します。
  • 歯周病のリスクが増える
  • 咬合力が低下

歯周病のリスクが増える

出っ歯と歯周病の関連性は広く認識されています。歯周病によって出っ歯になり、噛み合わせによってさらに歯周病が悪くなるという悪循環です。 このまま歯周病が進行すると、歯根膜や歯槽骨にも影響を与えることになり、最悪の場合、歯を失う可能性もあります。 出っ歯の違和感を感じる場合は、早めに歯科医院にてチェックしておいた方が良いでしょう。

咬合力が低下

  出っ歯によって咬合力が低下すると、咀嚼効率が悪くなり、さらには消化にまで影響する可能性があります。 その他、うまく発音しづらくなるなど、コミュニケーションにも支障が出てくるかもしれません。 口腔内の総合的な健康にも影響を及ぼす可能性も考慮しておきましょう。  

まとめ

出っ歯は見た目の問題だけでなく、咀嚼など体への影響まで懸念される症状です。見た目にも良いとは言い難いため、できれば早めに治療した方が良いでしょう。 ヨクシオファミリー歯科住道では、ワイヤー矯正やマウスピース矯正の他に、顎機能矯正にも対応しています。噛み合わせ全般についてお悩みの方はぜひご相談ください。 黄色のスタジオで若い女性のクローズアップショット 著作者:freepik 横顔にコンプレックスがありますか?写真や鏡に写った自分の横顔に不満を感じるなら、「口ゴボ」が原因かもしれません。正面から見ると歯並びは良いのに、なぜ?と思ったことはありませんか。本記事では、歯並びが良くても口ゴボで悩む方に向けて、原因や治療の必要性、放置するリスク、治療の選択肢や費用などについて解説していきます。

口ゴボとは?

口ゴボは、口元が前に出ている状態を指します。例えば、横から見たときに唇が前に突き出ている状態です。これは、上と下の前歯が前に出ているために起こります。鏡で横顔を見たときに、鼻先と顎先を結んだ線(エステティックライン)に対して唇が外側に出ていると、口ゴボの可能性がある、というわけです。治療して突出感が改善されると、横顔のラインが美しくなるでしょう。

歯並びは良いのに口ゴボになる原因とは?

歯並びが良くても口ゴボになる原因は以下の通りです。

骨格の遺伝 

上顎骨や下顎骨の成長バランスが崩れると、口元が前に突出することがあります。上顎が前に出過ぎている、または下顎が後退していると、口ゴボの原因となります。顔の骨格や筋肉の特徴は遺伝の影響を受けるので、家族に口ゴボの人がいるとその傾向が現れやすいです。

歯のはえている角度や位置

上の前歯が前方に傾いている、または下の前歯が後方に傾いていると、口元が前に出て見えます。歯列のアーチが前方に広がっている場合も、口ゴボの一因となります。

口元の軟組織(皮膚や筋肉)の問題

唇の周りの組織に問題があるかもしれません。唇が厚かったり、口の周りの皮膚が厚いと、口が前に出て見えることがあります。

子どもの頃の癖や習慣

幼少期に以下の癖や習慣があると口ゴボになります。
  • 口呼吸
  • 柔らかいものばかり食べる
  • 指しゃぶり
  • 舌で前歯を押す

歯並びが良い口ゴボでも矯正治療はすべき?放置するリスクとは

口ゴボでも歯並びが良いなら、必ずしも治療する必要はありませんが、放置した場合のリスクもあります。

口腔機能の問題

以下のような問題があるなら、治療をおすすめします。特に、口呼吸が増えると全身の免疫力が下がるので注意してください。
  • 発音しづらい
  • 食べにくい
  • 噛み合わせが悪い
  • 口を閉じにくい
  • 口呼吸になってしまう

顎関節症と消化器への影響

噛み合わせが悪くなると、顎関節に負担がかかり、顎関節症のリスクが高まります。また、食べ物をうまく噛み切れずに、胃腸や消化器に負担をかける恐れもあります。

虫歯や歯周病リスクの上昇

口ゴボだと歯磨きがしにくいために磨き残しが増え、虫歯や歯周病になりやすくなります。また、磨き残しや食べ物のカスが溜まると、口臭の原因になります。

見た目の問題

口元の出っ張りにより、顔のバランスが悪く見えます。自尊心や社会的な自信に影響を与えることもあるでしょう。改善することで笑顔や会話に自信が持て、人生の大きな転機になるかもしれません。

口ゴボを自力で治す方法はある?

結論から言うと、口ゴボは自力で治すことは難しいです。多くの場合、遺伝による骨格の問題、子どもの頃の習慣や癖が原因となっています。まだ成長期の子どもであれば、口ゴボの原因となる癖を止めさせたり予防したりして、悪化を防ぐことはできるでしょう。しかし、大人の場合はすでに顎が発達し終えているので、自力で治すのは不可能です。

口ゴボでも歯並びが良い場合の矯正方法

歯並びが良くても口ゴボで悩む方に向けた治療には、いくつかの選択肢があります。当院で提供している矯正治療は以下の通りです。   横に幸せを示す女性の表情 著作者:freepik

ワイヤー矯正(表側)

歯の表側にブラケットと呼ばれる小さな装置を取り付け、それをワイヤーで連結して歯を動かす矯正方法です。ワイヤーを調整することで歯並びを整えていきます。この方法はもっともスタンダードな歯列矯正で、多くの症例に対応可能です。

舌側矯正(リンガル矯正) 

舌側矯正(リンガル矯正)とは、歯の裏側(舌側)に矯正装置を取り付ける方法です。装置が見えにくいため、審美的な利点があります。外側からはほとんど見えないため、見た目を気にせずに矯正治療が行えます。

インビザライン(マウスピース矯正) 

マウスピース矯正は、透明な取り外し可能なマウスピースを使って歯を少しずつ動かし、歯並びを整える矯正方法です。マウスピースは患者様の歯型に合わせてカスタムメイドされ、数週間ごとに新しいマウスピースに交換して治療を進めます。目立ちにくく、取り外しができるため、食事や歯磨きがしやすいのが特徴です。

セラミック矯正(ラミネートベニア) 

歯の表面を少し削り、セラミックの素材を強力な接着剤で貼り付ける治療法です。軽度の口ゴボや歯の向きや並びに問題がある場合、セラミック矯正で対応できることがあります。根本的な治療ではありませんが、他の矯正に比べて費用が安く、治療期間も短いという利点があります。

歯並びは良くても重度な口ゴボを治すなら美容整形や外科矯正

口ゴボで歯並びが良くても、あまりにも変形して顎の骨が出ている場合には外科的な手術(顎変形症手術)が必要になることがあります。顎変形症手術は、上顎と下顎の位置や大きさの異常によってバランスが合っていないため、噛み合わせがズレているのを治す手術です。   具体的には、上顎や下顎の骨の位置を調整し、正しい位置に移動させることで噛み合わせを改善し、顔のバランスを整えることを目的としています。口ゴボもこの手術で改善できますので、まずは矯正歯科医に相談してください。  

歯並びは良い口ゴボの矯正費用の目安

以下は安岡デンタルオフィスの費用の目安です。いずれも税込み価格、抜歯は別料金です。ただし、個人の状況により金額が変動することがあります。  
ワイヤー矯正 データ収集 ¥22,000 診断 ¥33,000 装置 上下表 ¥935,000 コンビネーション ¥1,155,000 リンガル ¥1,320,000 片顎 ¥495,000 調整料 ¥3,300/月
マウスピース矯正(インビザライン) データ収集・診断 ¥55,000 上下顎: ¥1,045,000 片顎:¥715,000 モデレートパッケージ (上下顎):¥550,000 モデレートパッケージ (片顎):¥440,000
セラミック矯正(ラミネートべニア) ¥110,000
 

口ゴボでも歯並びが良いと抜歯は不要?

軽度の口ゴボの場合、抜歯せずに治療できることがあります。成長期の子供や若者では、顎の成長を利用して歯列を広げたり、奥歯を後ろに移動させてスペースを作ったりします。また、歯と歯の間のエナメル質を少し削ってスペースを作ることもあるでしょう。しかし、重度の出っ歯や口ゴボ、目指すゴールによっては、抜歯が必要になることもあります。

住道で歯並びが良い口ゴボを治すなら、ヨクシオファミリー歯科住道

  歯がきれいに並んでいても、口元の形に影響することはあります。特に横から見たときに気になる方は、矯正治療を考えてみるのもいいかもしれません。ワイヤー矯正やインビザライン、セラミック矯正など、いろいろな選択肢があります。費用や治療期間は方法によって違うので、矯正歯科医に相談して、自分のゴールに合った方法を見つけましょう。   ヨクシオファミリー歯科住道では、最新の技術と経験豊富な専門医が3Dスキャナーを使って、最良の治療計画を提案し、一人ひとりに合った矯正治療を行っています。お口の形を整えて、横顔も美しくしたい方は、ぜひ一度ご相談ください。 歯茎にできた口内炎でお悩みですか?または、口内炎のように見える症状が、他の病気のサインかもしれないと心配している方もいるのではないでしょうか。本記事では、口内炎の種類や原因、治療について詳しく解説します。また、口内炎と間違えやすい病気についても紹介していきますので、参考にしてください。

歯茎にできる口内炎の種類とは?

歯茎にできる口内炎には、主に以下の4種類があります。それぞれの特徴、原因をわかりやすく説明します。

アフタ性口内炎

一般的な口内炎で、口の中の粘膜に直径3〜5ミリの白っぽい潰瘍(アフタ)ができる状態です。この潰瘍は周りの粘膜とはっきり区別でき、刺激を受けると痛みます。悪化すると出血することもあります。   通常、1〜2週間で自然に治るため、痛みがそれほどひどくなければ特に治療しなくても問題ありません。何度も繰り返し発生するものは「再発性アフタ性口内炎」と呼ばれます。 よくある原因は以下です。
  • 免疫力の低下
  • 栄養不足
  • ストレス
  • 寝不足
  • 口内傷からの細菌・ウイルス感染
  • 生理前や妊娠期
  • ベーチェット病や潰瘍性大腸炎などの全身疾患

カタル性口内炎

口の中の粘膜が赤く炎症を起こし、ザラザラしたり白くなったりする口内炎です。アフタ性口内炎とは違って炎症の境界がはっきりしません。   口の中が焼けるように感じたり、口臭がしたり、酸っぱいものや辛いものを食べるとしみて痛みを感じます。 よくある原因は以下です。
  • 免疫力の低下
  • 疲労
  • 風邪などの体調不良
  • 入れ歯や矯正器具など物理的な刺激や傷
  • 虫歯、歯周病、歯槽膿漏などの口内疾患
  • 過度な喫煙
  • ビタミン不足
  • 胃腸の調子が悪い

カンジダ性口内炎

もともと口の中にいる常在菌、カンジダというカビの一種が口の中で増殖して起こる口内炎です。頬の内側や唇の裏側などに、白い薄皮(偽膜)ができ、簡単に剥がれます。剥がすとその下の粘膜が赤くなっていて、周りの粘膜も赤く腫れていることがあります。放置すると口全体に広がることも。 症状は口の中の違和感や舌のしびれ、味覚の異常を感じ、大人だけでなく乳幼児にも発症します。 よくある原因は以下です。
  • 常在菌であるカンジダ菌(カビ)の過剰増殖
  • 糖尿病、血液の病気、がんなど他の疾患を患っている
  • 乳幼児、高齢者、妊婦など体力や抵抗力が弱い
  • ステロイド剤や抗生物質の長期間服用

ヘルペス性口内炎

単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染によって起こるウイルス性口内炎の一種です。乳幼児に多く見られ、口の粘膜に水ぶくれができたり、歯ぐきが炎症を起こしたり、発熱することがあります。水ぶくれが破れると潰瘍になり、激しい痛みを伴い、食事や水分を取れず脱水症状になることも。   一度感染するとウイルスが体内に残るため、大人になっても抵抗力が低下した場合などに再び発症しやすくなります。 よくある原因は以下です。
  • 免疫力の低下
  • 口内の傷や炎症による物理的な刺激
  • 過度な紫外線
  • 月経周期や妊娠によるホルモンの変動
  • がん治療やエイズなどで免疫力が著しく低下
  • ヘルペスウイルスは人から人、モノから人へと感染

その他の口内炎

  • 喫煙者によく見られる「ニコチン性口内炎」
  • 特定の食べ物や薬、金属などへのアレルギー反応で起こる「アレルギー性口内炎」
  • 全身に炎症を起こす病気、口内炎もその症状の一つである「ベーチェット病」

歯茎にできる口内炎に似た間違えやすい病気

以下の病気は自然治癒しませんので、気になる症状があれば、できるだけ早く診察を受けてください。

歯肉がん

歯肉がんは、歯茎にできる悪性腫瘍(がん)です。歯茎の細胞が異常に増殖してできるもので、他の組織や臓器に広がることがあります。   初期は歯茎の腫れ程度ですが、進行すると表面がカリフラワーのような凸凹した形状になり、出血や痛みを伴うことがあります。

舌がん

舌の側面や舌の裏側、舌の先端などにがんが発生します。口腔がんの半数以上を占めるがんです。患部の色がアフタ性口内炎と似ています。 初期段階では、舌に小さな白い斑点や潰瘍ができることがありますが、痛みがないため見過ごされやすいので注意してください。 進行すると、痛みや出血、舌の動きの制限などの症状が現れます。舌がんは早期に見つかれば治療が可能ですが、進行すると治療が難しくなります。

白板症(はくばんしょう)

口の中の粘膜が何度も摩擦を受けると、白色の板状(斑状)に変化する病気ですが、痛みはありません。 見た目はカンジダ性口内炎に似ていますが、特に舌の縁にあらわれた場合は舌がんに移行するリスクが高いといわれています。がんになる前段階と考えられているので注意してください。

口内炎で歯茎が白くなる原因は何ですか?

痛くないけれど治らない白いできものがあったら、「フィステル」の可能性があります。別名は瘻孔(ろうこう)や内歯瘻(ないしろう)、サイナストラクトとも呼ばれています。 歯の根管には神経や血管が通っており、この部分が感染すると痛みや膿が発生します。体は溜まった膿を排出しようと、歯茎や口の内側に向かって“膿の排出口”(フィステル)を作ります。   フィステル自体は痛くないことが多いですが、膿が溜まっている部分は痛みや腫れを伴うこともあります。また、 自然治癒しないので、放置すると感染が広がって抜歯する可能性も出てくるので、早めに治療しましょう。   フィステルについて詳しく知りたい方は、以下のコラムを参考にしてください。  歯茎のできものの正体とは?フィステルの原因についても紹介

歯茎の口内炎は市販薬で対処できる?

口内炎を治す市販薬には、いくつか種類があります。軽度の場合であれば市販薬でも対処が可能です。  
  • パッチタイプ
  • 軟膏タイプ
  • スプレータイプ
  • 洗口液タイプ
  • ドリンクタイプ
  • 内服薬
  口内炎を繰り返して発症しているなら内服薬が向いています。軟膏タイプやパッチタイプを使用する場合には、舌や歯が接触しにくい睡眠前に使用すると効果的です。

歯茎にできた口内炎を早く治すには?

口腔内の清潔を保つ

食後は必ず歯を磨き、口腔内を清潔に保ちます。さらに食後や寝る前にうがい薬(イソジンなど)を使ってうがいをし、口内の細菌を減少させることも大切です。

市販薬を使用

痛みをやわらげ、治癒を促進します。軟膏、パッチ、スプレーなど、自分に合ったものを選びましょう。

ビタミンの摂取

ビタミンB群を多く含む食品を摂取することで、口内炎の治りを早めることができます。サプリメントを利用するのも一つの方法です。

刺激物を避ける

酸味や辛味の強い食べ物、アルコール、タバコなどを避けることで痛みを軽減し、治癒を促進します。

生活習慣の改善

ストレスや睡眠不足は口内炎の原因になるため、リラックスできる時間をつくり、十分な睡眠を心がけましょう。また、口呼吸を避け、水分補給をしっかりしてください。

歯科医院を受診する

症状が1〜2週間で治らない時や、頻繁に口内炎ができる場合は、診察を受けることをおすすめします。短期間で治したいなら、歯医者さんでレーザー治療も検討してください。

歯茎の口内炎が治らないときは受診しましょう

  ほとんどの口内炎は1〜2週間で治るので、それ以上経っても改善の見込みがなければ歯科(口腔外科)や耳鼻咽喉科、内科を受診してください。ほとんどが薬を使った治療ですが、歯科医院では処方箋を出したり、レーザー治療をしたりすることもあります。   口内炎ではないと診断されると、大学病院や専門機関を紹介されることもあります。口腔がんやその他の疾患が隠れている可能性もあるため、必ず受診するようにしてください。   ヨクシオファミリー歯科住道では、口内炎のレーザー治療も行っています。短期間で効率よく改善したい方は、気軽にご相談ください。 口内炎やかゆみ、舌の腫れ、金属的な味覚異常、または手や足の水ぶくれやかゆみが治らず悩んでいませんか?それらの原因には「歯科金属アレルギー」が関係しているかもしれません。   アレルギー反応が出るのはネックレスやピアスだけでなく、歯の治療に使われた銀歯、入れ歯の土台やバネ、差し歯の土台(コア)などの金属が原因になるケースもあります。本記事では、歯科金属アレルギーの症状、原因、対処法などを解説していきます。

口腔内の歯科金属アレルギーの症状とは?

  口腔内の金属アレルギーの症状は、以下の通りです。
  • 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
※手のひらや足の裏に水ぶくれができてかゆみが出る病気です。良くなったり悪くなったりを繰り返します。  
  • アトピー性皮膚炎
※皮膚が乾燥し、かゆみや赤み、ひび割れ、腫れ、または水ぶくれなどの症状が出ます。  
  • 全身の不快感
※頭痛、肩こり、倦怠感、関節の痛みなど。  
  • 口内のかゆみや痛み
  • 口内炎
  • 口唇炎
  • 舌炎
  • 歯茎の炎症
  • 味覚異常
  金属アレルギーは、口の中よりも全身に症状を引き起こすことの方が多いようです。さらに、金属を入れてすぐに症状が出るとは限らず、数年後に現れることもあります。

口腔内で金属アレルギーが起こるメカニズムとは?

口の中で金属アレルギーが起こる主な原因は、銀歯の詰め物や被せ物などの金属によるものです。   金属アレルギーが起こる理由は、口の中の唾液によって金属が溶けるためです。金属は水分がある環境で溶け出す性質があります。唾液には水分が含まれているため、銀歯などの歯科用金属は長期間にわたって唾液にさらされることになります。そのため、口の中で金属が少しずつ溶け出し、体内に取り込まれてしまうというわけです。   金属が体内に蓄積され、一定量を超えると、人によってはさまざまな場所でアレルギー症状が起こることがあります。

歯科治療でアレルギーの原因になる金属とは?

歯科治療で使用される金属には、金、銀、銅、白金(プラチナ)、亜鉛、水銀、ニッケル、コバルト、スズ、パラジウム、クロム、チタンなどがあり、2種類以上の金属を混ぜたものが「合金」です。   歯科治療でアレルギーの原因となる主な金属は、以下の通りです。

金銀パラジウム合金

保険でつくられた銀歯は、詰め物や被せ物、入れ歯のバネにも使われます。銀だけでなく、金、銅、その他さまざまな金属が含まれています。金属アレルギー検査で約半数の人に陽性反応が出る金属といわれ、使用禁止する国もあります。

銀合金

差し歯の土台(メタルコア)、詰め物、被せ物に使われます。主に銀、銅、亜鉛が混合され、一部には微量のニッケルが含まれています。

コバルトクロム合金

入れ歯の土台やバネに使用されます。コバルトとクロムが主成分で、一部にはニッケルが含まれています。

アマルガム

現在はほとんど使用されませんが、詰め物に水銀が含まれていました。水銀を50%含み、少量のスズや銅、亜鉛などが混合されており、健康リスクの面から使用禁止する国もあります。   中高年の患者様の中には、かつて治療を受けた部位に、この材料が含まれている可能性もあるので注意してください。

歯科金属アレルギーになった場合の対処法とは?

口腔金属アレルギーが確認されたら、口腔内にある金属素材をすべて取り除きます。その後は金属を使用しないメタルフリー治療や代替材料を検討してください。たとえば、セラミックやジルコニア、プラスチック(コンポジットレジン)といったメタルフリーの素材が最適です。   ただし、金属アレルギーを引き起こす金属を取り除いても、すぐに症状が治まるわけではありません。完全に治るまでには数ヶ月かかるので、定期的に歯科医院を受診する必要があります。

メタルフリー治療のメリットは?金属とセラミックの違いを比較

メタルフリー治療とは金属製品を使用せず、金属フリーの材料を用いて行われる歯科治療のことです。金属フリーの材料には、セラミックやプラスチック(コンポジットレジン)などが含まれます。   当院としては天然歯に近く、審美的や機能的にも優れているセラミックをおすすめしています。アレルギー反応のリスクを軽減し、身体に馴染みやすいので安心です。   金属製とセラミック製の歯の違いは、以下の通りです。  
特性 金属製 セラミック製
審美性 目立ちやすい 自然な見た目で美しい
耐久性 強いが経年劣化しやすい 強くて経年劣化が少ない
金属 アレルギー反応 引き起こす可能性あり リスクは低い
保険 保険適用 自費診療
清掃性 歯垢がつきやすい 表面が滑らかで清掃しやすい
むし歯のリスク 金属部分の周りに むし歯ができやすい 天然歯と同様のリスク
  長年使っている銀の詰め物は、歯との間に隙間ができやすく、そこから二次う蝕(虫歯)などのトラブルが起こることもあるので注意が必要です。

歯科金属アレルギーの可能性がある場合、最初に何をすべき?

口腔金属アレルギーの症状や異変に気づいたら、以下のステップを踏むことが大切です。

①歯科医に相談する

症状や不快感があれば、まずは歯科医に相談します。歯科医は口腔金属アレルギーの可能性を評価し、適切な診断や治療法を提案します。

②アレルギー検査を受ける

歯科医の指示に従い、提携する皮膚科医院(大学病院も含む)での「パッチテスト」を受けてください。パッチテストが難しい場合は、血液検査で代用することもあります。

③金属の除去

パッチテストで陽性反応があれば、金属を取り除きます。(同意が得られた場合のみ)

④仮歯で経過観察

口腔金属アレルギーの症状や影響を定期的に経過観察します。症状が現れたら、早めに歯科医に連絡してください。

⑤メタルフリー治療や代替材料の検討

口腔金属アレルギーが確認されたら、金属を使用しないメタルフリー治療や代替材料を検討します。金属フリーの治療法は、アレルギー反応を軽減するための有効な方法の一つです。

まとめ

歯科治療における金属アレルギーの症状は、口内よりもむしろ口以外の部分に症状が出ることが多く、一見すると歯とは関係なさそうな場所で現れやすいため、気づきにくいことがあります。   皮膚科で治療しても改善しない湿疹などの症状があれば、歯科金属アレルギーを疑ってみてください。まずは歯科医に相談し、皮膚科や大学病院でアレルギー検査を受けることを検討しましょう。   もし検査結果が陽性であれば、口内に使用されている銀歯や銀の詰め物、被せ物などの金属を取り除き、代わりにセラミックやプラスチック(コンポジットレジン)などの金属フリー素材に交換することで症状が改善される可能性があります。   金属アレルギーに関するお悩みやセラミック治療について詳細を知りたい方は、ヨクシオファミリー歯科住道にいつでもご相談ください。また、金属を非金属に置き換える治療に興味がある方には、以下のコラムも参考にしてみてください。   内部リンク:昔の銀歯はセラミックへ交換すべき?セラミックの詰め物や被せ物のメリットを紹介  

pagetop