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2024.05.31

セラミックの歯が割れた時の対処法は?原因と合わせて詳細を説明

セラミックは見た目の美しさと丈夫さを併せ持つ優れた素材です。

しかし、セラミックは衝撃に弱いく、欠けたり割れたりするという弱点も持っています。無意識のうちに作動してしまう歯ぎしりや食いしばりは、普段の噛み合わせの3倍、奥歯になると100Kgもの負担がかかるほどです。

本記事では、セラミックの歯がかけてしまう原因と対処法について、詳しく紹介しています。セラミック素材について気になる人はぜひ記事内容をご確認ください。

セラミックとは?セラミックの歯が割れる原因

 

セラミックは歯科医院で使われる陶器素材の詰め物、被せ物のことを言います。自分の歯に近い審美性と丈夫さを兼ね備えた素材です。

陶器素材なので金属アレルギーのリスクが低く、着色や変色がしにくいメリットがあります。

綺麗な歯の見た目を実現するには欠かせない素材ですが、高額な点と、衝撃に弱い点がセラミックの弱点です。

セラミックの歯が割れてしまう原因を4つ紹介します。

  • 歯ぎしり・食いしばり
  • 歯を何かにぶつける
  • 硬いものを食べた時の衝撃
  • 噛み合わせの悪さ

歯ぎしり・食いしばり

セラミックの歯が欠ける時は歯ぎしりや食いしばりによることが多いです。

寝ている時や集中している時の歯ぎしりは普段噛み合わせる時の力の3倍、奥歯には100kgもの力がかかっているとも言われています。

無意識で力が入ってしまうため自分では気がつきませんが、歯ぎしりかも?と感じている人は以下のポイントをチェックしてみましょう。

  • 起床時に顎の疲労感と強張りを感じる
  • 口の開けづらさを感じる時がある
  • 頬の内側に噛み締めた後が残っている

歯ぎしりや食いしばりはセラミックのみならず、自分の歯の欠損にも繋がります。チェックポイントに該当する人は、歯科医院を受診してみましょう。

歯を何かにぶつける

スポーツなどで、ボールが歯にぶつかるなどのアクシデントによってセラミックの歯が割れることがあります。前歯のセラミックにぶつかった場合、土台ごと折れてしまうこともあるため、注意が必要です。

スポーツ中はスポーツ用のマウスピースを着用すると安心できます。

硬いものを食べた時の衝撃

セラミックは衝撃に弱いため、極端に硬いものを食べると割れることがあります。歯ぎしりや食いしばりでセラミックに見えないレベルのひびが入っている場合、硬いものを噛んだはずみで歯が割れることがあります。

噛み合わせの悪さ

噛み合わせが悪いと歯に余計な力がかかってしまい、割れることがあります。

セラミックの負担のみならず顎関節や頭痛、肩こり、めまいなど、様々な影響を及ぼすため、注意が必要です。

セラミックの歯が割れた時の対処法

セラミックの歯が割れた時はどのような対処が望ましいのでしょうか。

3つの対処法を紹介します。

  • 早く歯科医院へ行く
  • 保証期間内で作り直してもらう
  • 他の素材へ変更する

早く歯科医院へ行く

セラミックの歯が欠けた程度の場合、修理対応できる可能性があります。飲み込んでしまう、口の中を傷つけてしまうなど、アクシデントが想定されるため、欠けた部分を口の中に戻さないようにしましょう。

欠けたセラミックは口から取り出して、水で洗って保管した上で歯科医院へ持参します。

応急処置と言って、接着剤でつけるのはやめましょう。簡単に取り外しできないため、削って壊す羽目になります。

セラミックが欠けた場合、痛みがないままに虫歯になりやすい象牙質が露出します。欠けた箇所は、食べかすがつまらないように清潔に保ちつつ、できるだけ早めにかかりつけの歯科医院で受診しましょう。

保証期間内で作り直してもらう

セラミックの歯が割れてしまった場合、修理でなく作り直しをします。セラミックは自費診療なので作り直すと多額のお金が必要になりますが、保証期間内ならその心配は無用です。

セラミック治療を実施している歯科医院の多くは、セラミックの歯に保証期間を設けています。

一般的な保証期間は、詰め物で1〜2年、被せ物で3年〜5年です。

保証の条件や内容は歯科医院によって様々です。1年目は100%保証としているものの、3年目には30%としているケースもあります。

また多くの歯科医院では、定期的にメンテナンスを受けていないと保証の対象外です。途中で通院をやめてしまった人や、メンテナンス通院を怠っている人は保証がきかないため、注意が必要です。

他の素材へ変更する

セラミックの歯には、オールセラミックやメタルボンドなど、いくつかの種類があります。歯ぎしりや食いしばりが確認できている人は、硬い素材のジルコニアが適しています。

ジルコニアは金属よりも硬く、丈夫な素材なので、簡単には欠けません。症状に適したセラミックを選びましょう。

硬い素材のセラミックを選ぶ場合、天然歯との調整が必要です。他の歯を削ってしまわないよう、事前に歯科医師と入念に打ち合わせしておきましょう。

セラミックの歯を長く使うには

セラミックの歯を長く使うために気を付ける2つのポイントを紹介します。

  • ナイトガードを作る
  • 定期的にメンテナンスへ通う

ナイトガードを作る

セラミックの歯が割れる原因の多くは、寝ている時の歯ぎしりや食いしばりにあります。無意識のうちに力が入る歯ぎしりや食いしばりはそう簡単にやめられるものではありません。

歯ぎしりや食いしばりが確認できた人は、まずナイトガードをつけてみましょう。

ナイトガードは就寝時につけるマウスピースのことを言います。

上下の歯の間にナイトガードを挟むことで、歯の接触を防ぎ、セラミックの歯への負担を軽減できます。

歯列全体に力を分散できるため、奥歯のすり減りや顎関節症の予防にも効果的です。

セラミックの歯の有無にかかわらず、歯ぎしりや食いしばりの症状がある人は、ナイトガードを装着しておいた方が良いでしょう。

定期的にメンテナンスへ通う

セラミックの歯を長く使うには、定期的なメンテナンスは欠かせません。セラミックの歯に異常がないか、噛み合わせの正しさを確認することで、トラブルに早く気づくことができます。

その他、虫歯のチェックやクリーニングも受けられるため、セラミックの歯のみならず、他の歯を守るのにも有効です。

セラミックの保証を受けるためには、定期的なメンテナンスが条件となっている歯科医院が多いです。

保証期間内であればトラブルにも対処してもらえるため、セラミック治療を受けた場合は、定期的なメンテナンスは必須と言っても良いでしょう。

まとめ

セラミックは見た目の美しさと丈夫さを兼ね備えた素材ですが、衝撃に弱い弱点があります。そのため、利用の過程で割れたり欠けたりする場合があります。

歯ぎしりや食いしばりがある人はナイトガードをつけましょう。

セラミックが割れた箇所が軽度なら修理で対応できますが、大きく欠損した場合、最初から作り直しが必要です。保証期間内なら無料で対応してくれるため、できるだけ早めに歯科医院を受診しましょう。

セラミック治療を検討されている方は、ぜひヨクシオファミリー歯科住道へご相談ください。

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